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豊洲に期間限定でオープンした、アスリートたちが放つ輝きやパラリンピックでの勇姿を発信するフー アイ アム ハウス パワードバイ 東京ガス(WHO I AM HOUSE Powered by TOKYO GAS)(以下、フー アイ アム ハウス)で、2021年8月27日(金)~ 29日(日)に、物理的にパラアスリートのすごさを体感できる特別展『やさしくないミュージアム』が開催される。
同展は、 来場者全員が車いすに乗って展示を観賞するなど、数々の「やさしくない仕掛け」を体感することでパラアスリートの超絶プレーをよりリアルに実感できる特別展だ。
障害物が配置され、スムーズに進むことができない『まっすぐ進めない展示』では、パラリンピック競技の中でも屈指の難易度といわれている⾞いすテニスのチェアワークの難しさを体験できる。また、20年以上パラアスリートを追い続けてきた写真家の越智貴雄(おち・たかお)によるパラアスリートの写真も並ぶ。
ほかにも、『離れすぎている展示』 (車いすフェンシング)、『遠すぎる展示』(アーチェリー)、『重すぎる扉の先にある展示』(車いすラグビー)、『届かない展示』(卓球)、『高すぎる展示』(車いすバスケットボール) 、『速すぎる展示』(陸上競技)といった「やさしくない」体験が用意されている。
「WHO I AM」のチーフプロデューサーである太田慎也は、「パラアスリートのすごさを知ることは、『自分に返ってくる感覚』があると思っています。この特別展は、パラスポーツを知っていただくことや、パラアスリートを応援してもらうことだけが目的ではありません。もっとその先にある、自分らしくあることや困難と出合った時にどうあるべきかについて、皆さんなりに想像していただくことが目的です。ー誰にとっても難しい状況が続く今だからこそ、大切なことだと信じています 」とコメントしている。
フー アイ アム ハウスは、7⽉23⽇からパラリンピックが終わる9⽉5⽇(⽇)まで営業するWOWOWと東京ガスは豊洲エリアの情報発信拠点。『パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM』(以下『WHO I AM』)は、WOWOWと国際パラリンピック委員会(IPC)の共同プロジェクトとして、世界最⾼峰のパラアスリートに迫る⼤型シリーズ。リオパラリンピックが開催された2016年に放送がスタートし、東京パラリンピック開催とその先の未来社会を⾒据え、すでに8回×4シーズンが放映されている。
8⽉14⽇(⼟)には、6年にわたるプロジェクト活動の集⼤成として、シーズン5(全8回)の放送も開始。勝負の世界だけでなく、⼈⽣においても⾃信に満ちあふれるアスリートたちが放つ「これが⾃分だ!」という輝きや、彼らが⽬指す世界最⾼の舞台であるパラリンピックでの勇姿などを描き出した作品だ。
フー アイ アム ハウスは、『WHO I AM Cafe Gallery -映像、写真、漫画、アート、コミックで知るパラスポーツ-』と題してフォトグラファーの新⽥桂⼀が撮影した「WHO I AMアスリート」のビジュアルや、競技用具、ウエアの展示が常設。また、⼤型LEDモニターで同シリーズの無料上映を実施する。ほかにも、『TOKYO 2020 PARALYMPIC JUMP コミック展』や『パラスポーツ漫画パネル展「HERO PROJECT」』といったパラスポーツにまつわる漫画やイラスト、写真などの多様なアート作品や期間限定の特別展も開催される。
同館はリアルだけではなく、オンラインゲーム上にも展開する。2021年6月にリリースされた国際パラリンピック委員会初のオフィシャルスマートフォン向けゲーム『The Pegasus Dream Tour』の中にもフーアム アイ ハウスが開設。ゲーム内で来場できるほか、同作に出演した東京ガス所属のパラリンピックメダリストの⽊村敬⼀なども登場する。
ミュージアムの開館時間は10〜20時、入場は無料。『やさしくないミュージアム』は当日受付もできるが、体験用の車いすの台数に限りがあるため、特設ウェブページからの事前予約がおすすめだ。
パラアスリートが乗り越えなければならない困難を実体験することで、多様性を認め合うやさしい社会へのヒントを見いだしてみよう。
フー アイ アム ハウス パワードバイ 東京ガスの詳細情報はこちら
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