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世界初のジブリパークが2022年11月1日(火)に開業する。パークは東京から電車で約3時間、名古屋市近郊の長久手市にある愛・地球博記念公園内にオープン。ここではこれまでに発表されている情報を紹介しよう。
これまでに公開されたテーマパークのイメージや写真を見ていると、ついつい見入ってしまう。『となりのトトロ』(1988年)、『もののけ姫』(1997年)、そしてアカデミー賞受賞作『千と千尋の神隠し』(2001年)で知られる、世界的に有名なクリエーターが手がけるテーマパークへの期待は高まるばかりだ。
パークは5つのエリアに分かれており、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」が11月1日(火)にオープン、その後、2023年秋に「もののけの里」、2024年3月に「魔女の谷」が開業する。
ジブリの大倉庫
第1期に開園する3エリアのうち、メインエリアとなる屋内アトラクション「ジブリの大倉庫」の最新情報が2022年9月15日に追加発表された。
ジブリの大倉庫は、日本と西洋の建築デザインを取り入れた、活気に満ちた多彩な空間だ。映像展示室をはじめとする3つの企画展示室、ショップ、レストランなどで構成される。
展示室には、約170席の小さな映画館も備え、三鷹の森ジブリ美術館の短編アニメーション全10作品を上映。開園時の上映作品は『くじらとり』に決定した。
『となりのトトロ』をモチーフにしたプレイルームには、ジブリ美術館にあるような巨大な「猫バス」が登場。新たに『千と千尋の神隠し』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』3作品の資料が追加され、コクリコ荘の台所も再現することが判明した。
さらに、三鷹の森ジブリ美術館で開催され好評だった、ジブリ作品の食べ物はなぜおいしそうに見えるのか。その秘密をひも解く展示「食べるを描く。」を開催する。
青春の丘
公園の北口近くにある「青春の丘」は、ジブリのワンダーランドへの入り口だ。古い歩道橋の建物は、メインゲートとなる黄色い展望塔に生まれ変わる。『天空の城ラピュタ』(1986年)や『ハウルの動く城』(2004年)などに登場する、19世紀の架空のオブジェが設置される。
聖蹟桜ヶ丘を舞台にした映画『耳を澄ませば』(1995年)のファンなら、この赤い建物に見覚えがあるだろう。作品に登場したアンティークショップの地球屋だ。また、映画『猫の恩返し』(2002年)に登場する「猫の事務所」のミニチュア版もあるようだ。
もののけの里
映画『もののけ姫』に登場した精錬所のたたら場が再現される「もののけの里エリア」。イノシシの神であるオッコトヌシのほか、神秘的な生き物が敷地内に潜み、ここに足を踏み入れれば映画の舞台となった室町時代(1336〜1573年)の田園風景を堪能できるだろう。
魔女の谷
大芝生広場近くにある未利用地は、『ハウルの動く城』と『魔女の宅急便』をテーマに魔女の谷エリアとして生まれ変わる。レストランやアミューズメント施設、休憩所、ハウルの城、キキの家族が暮らすオキノ邸などが整備される予定だ。
ヨーロッパの街並みをイメージしたイラストには、レストランや公園、休憩所、キキの実家などが描かれている。キキが住み込みで働くパン屋のほか、映画に出てくるようなパンを購入することができる。
『ハウルの動く城』の高さ16メートルの実物を展示。映画とは違い、城内では魔法使いの寝室ものぞけるのも楽しい。
ドンドコの森
そして、豊かな自然に囲まれたドンドコの森には、『となりのトトロ』のサツキとメイの家が出現予定。エリアの名前は、サツキとメイが精霊のトトロと一緒に、植えた種が芽を出すことを願って踊った「どんどこ踊り」に由来している。
完成予想図を見るだけでも、幻想的なジブリの世界に飛び込むのが待ちきれなくなってしまう。
※本記事は2019年12月に公開、内容を2022年9月15日に更新
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