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私たち日本人が、日本を世界有数の魅力的な観光地にしているのだと分かる調査発表が公開された。「地球の歩き方」の運営メディアである、訪日外国人向け多言語旅行情報サイト「地球の歩き方 GOOD LUCK TRIP」は、同サイトの外国人ユーザー542人(3言語、9カ国・地域)を対象に実施した、「訪日外国人が求めている情報」についての調査結果を2023年8月3日に発表した。
同調査によると、情報収集を行う外国人旅行者の80%以上の回答者が「その土地に暮らす日本人に人気のスポットや商品の情報」に関する記事を読みたいと回答。理由については「日本の文化をさらに深く知りたい」「地元の人の日常を知りたい・体験したい」「地元の人こそ穴場を知っているから」などの意見が寄せられた。
この調査は「あなたがもっとも読みたい記事は次のうちどれですか?」という問いに対して、「その土地に暮らす日本人に人気のスポットや商品の情報」「訪日旅行者(自分と同じ国・地域の旅行者)に人気のスポットや商品の情報」「訪日旅行者(自分と別の国・地域の旅行者)に人気のスポットや商品の情報」の3択形式で回答してもらったものだ。
同社は、リピート化が進む訪日外国人旅行者は定番観光地を訪問するだけではなく、さらに深い情報を求めている傾向にあると分析。特に「日本人目線」の情報に関心を寄せており、日本人が「親しんでいるものや、文化として定着しているもの、今注目しているもの」を、旅行者自身も知りたい・体験したいと考えていることが同調査で明らかになった。
このほか、情報収集に使うものや情報収集のタイミングなどについても調査。出発前1~3カ月未満に行うことが多いなどといった結果を公表している。
日本政府観光局によると、2023年6月の日本への訪日外国人旅行者は200万人を突破、上半期で1000万人を超えた。これは2020年2月以降では初のことである。外国人向けだ、日本人向けだなどと線引きをせず、胸を張って日常や愛すべきものを発信していれば、世界は応えてくれるということなのかもしれない。
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