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都内5つの美術館・博物館で18歳以下の入館料が無料になるキャンペーン「Welcome Youth」が今年も実施される。2024年3月1日(金)~4月7日(日)の会期で、「江戸東京たてもの園」「東京都美術館」「東京都庭園美術館」「東京都写真美術館」「東京都現代美術館」の入館料が無料となる。
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響もあり2020年に初めて実開催した同キャンペーンは、今年で3回目。都立の美術館などを運営する公益財団法人東京都歴史文化財団が「子供のころから多様なアートに触れることが、その人の創造力を養い、感受性を豊かにし、多様な価値観を認め合う心性を育むことに大いに役立つ」という考えの下、展開するものだ。
対象となる展覧会は、東京都現代美術館の「豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表」、東京都写真美術館の「記憶:リメンブランス-現代写真・映像の表現から」、東京都美術館の「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」など。「豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表」は3月10日(日)までだが、いくつもの銀行で1,000円のみを入金して口座を開設する行為を繰り返した「口座開設」など、現代アートの思考法に触れられる作品がめじろ押しなので、特に若者に観てほしい展覧会だ。
また、人気声優が参加するサウンドARコンテンツ「はるのひかり」も併せて提供される。18歳以下に限らず楽しめる同コンテンツは、あらかじめダウンロードしたアプリのマップに表示された都立美術館・博物館を訪れるとオリジナルの音声ストーリーが聞けるというもの。ARカメラによる写真撮影も可能だという。
入館無料となるのは、2005年4月2日以降生まれ。年齢を確認できる証明書の提示が必要だ。計12の展覧会が無料で観覧できる機会、春休みを利用して美術鑑賞をたっぷりと満喫してほしい。
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