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2023年、外交関係樹立50周年を迎えた日本とベトナム。法務省の在留外国人統計によれば、今や50万人を超えるベトナム人が日本に暮らしているという。ベトナムからの利用者が多い「外国人技能実習制度」は、さまざまな問題をはらんでおり制度の見直しも議論されているが、日本人にとって、ベトナムの人々や文化が身近になったことは間違いない。
中国の旧正月については、横浜の中華街を中心に開催される「横浜春節祭」などが日本でも高い認知度を誇っているが、ベトナムでも旧暦での正月(テト)が新年の始まりとして盛大に祝われる。2024年2月10日(土)、11日(日)には、代々木公園で「ベトナムテト祭り」が初めて開催された。
「第1回 ベトナムテト祭り 2024」は初開催とあって規模こそ小さいものの、神奈川県藤沢市にあるベトナム料理店「コバ(CÔ BA)」をはじめ、サンドイッチの「バインミー」や麺料理「フォー」などベトナムを代表するメニューを販売する屋台が出店した。カレーのような風味が特徴で、ベトナム中部の都市ダナン発祥の「ミークアン」は、平麺の上に豚肉やエビ、卵などたくさんの具が盛り付けられている。
ステージでは伝統舞踊などが披露されたほか、テトを祝うのに南部ベトナムでは欠かせない花「マイ」を持った男女の歌唱からヒップホップまで、カラオケ大会のような和やかな雰囲気で盛り上がりを見せていた。
日本で生活を送るベトナム人が増え、今後は日本で生まれ育つ第2世代も増えていくことが予想される。ともに暮らす人々の文化を理解し、親睦を深めるためにもベトナムのテトの雰囲気を味わってほしい。
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