[title]
国内外のテクノ、ハウスプレイヤーをフックアップし、ローカルからツーリストまで、多くのオーディエンスを魅了してきた表参道のクラブ「VENT」が7周年を迎える。2023月8月26日(土)にはアニバーサリーイベントを開催。話題沸騰中の「覆面アート軍団」が登場する。
Istanbul Ghetto Clubをゲストに精鋭DJたちが集結
コロナ禍の影響も落ち着きを見せ、都内全域に観光客の足が戻った2023年夏。VENT7周年アニバーサリーのヘッドライナーを飾るのは、民族楽器とモジュラーシンセを屈指する謎の覆面集団、Istanbul Ghetto Clubだ。
彼らのライブパフォーマンスは、テクノミュージックの本場であるベルリンでも高い評価を受ける。7周年イベントの情報解禁直後は、SNSを中心に音楽ファンから驚嘆の声が上がった。
Istanbul Ghetto ClubとともにVENTのフロア「Room1」を盛り上げるのは、CHIDA、MONKEY TIMERS、Mamazu、An Toiの4組。海外のシーンとも関わりを持ちながら、日本のクラブシーンを開拓し続けるプレイヤーが集結した。また「Room2」もShotaro Maeda、MINAMI、Daiki、T.Pと、東京ローカルを盛り上げるDJたちの名が揃う。
アジア屈指の「音箱」として海外からもエール
今回の周年イベントについて、VENTのブッキングチームは「VENTのような小さなアンダーグラウンドクラブでしかできない、面白いアクトがブッキングできた」と語る。
2016年8月、東京・表参道で産声を上げたVENT。アルミハニカム平面駆動ユニットを採用した新機構SRスピーカーが設置され、ダイナミックでありながらも繊細なサウンドが、オープン当初から注目を浴びた。フロア内の反響を整えるルームアコースティックにも、最高品質の調音パネルを使用。日本だけに留まらず、今ではアジア屈指の「音箱」として、プレイヤーとオーディエンス双方からの人気を誇る。
「サウンドシステムについては、出音のきれいさとプレイのしやすさを評価してもらうことが多いです。『日本では希少な音箱なので、頑張ってほしい』とエールをいただくこともあります」(VENT)
ジャンルはテクノやハウスに特化。オープンから一貫して「VENTらしいセレクト」を維持し、世界中からプレイヤーを厳選し続けてきた。「VENTに出演してみたい」という憧れを抱くDJも少なくない。
完全受注生産のアニバーサリーTシャツも販売
今回は、アニバーサリーを記念したオリジナルデザインのTシャツも完全受注生産で販売。バリエーションは全部で7種類。フロントにはVENTのロゴ、背面にはVENTのフライヤーを彷彿(ほうふつ)とさせるビビッドな四角形があしらわれる。8月22日から特設サイトで販売中だ。
毎週末、VENTのフライヤーには世界各地のトッププレイヤーの名が挙がる。迫力あるサウンドを目の前に、観光客とローカルが一体となって盛り上がり、気づいた頃には夜が明けている。来年以降の8周年、9周年、10周年……と、VENTがこれからも世界基準の音楽を鳴らし続けていくことに期待したい。
関連記事
『VENT 7th Anniversary Istanbul Ghetto Club -LIVE-』
『ロンドンのジャズシーンを先導するイベントが築地本願寺などを舞台に開催』
『伝説の野外フェスティバル、メタモルフォーゼが11年ぶりに復活』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら