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舞踊家の勅使川原三郎が「ヴェネチア・ビエンナーレ・ダンス」で金獅子功労賞を受賞

佐東利穂子への賛辞と若い世代のダンサーへ激励のスピーチ

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
勅使川原三郎
Photo: la biennale di Venezia photo by Andrea Avezzù
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2022年7月23日、ダンサー・振付家・演出家の勅使川原三郎が、イタリア・ヴェネチアで開催中の「ヴェネチア・ビエンナーレ・ダンス」部門で金獅子功労賞を授賞した。

勅使川原は22日、有名な原作でも知られる「ペトルーシュカ」を欧州で初演し、23日に授賞式に参加。またビエンナーレカレッジのダンサーに1カ月間のワークショップを行い、24日には新作となる「Swing」を振付発表している。

授賞式のスピーチでは、同席したダンサーで勅使川原作品のクリエーション全般への貢献を行うアーティストコラボレーターの佐東利穂子への賛辞を述べ、「この賞は佐東利穂子のものです。若い皆さん、皆さんには多くのチャンスがあります。 もし、何か困難に出合ったなら、孤立することを選び、恐れることを選び、あなたらしくいてください。 独自であることは、何かを成し遂げる上で最も強い状態なのです(原文ママ)」とコメント。会場は大きな拍手に包まれた。

勅使川原率いるダンスカンパニー「KARAS」は、8月に荻窪の「KARAS APPARATUS」で定期公演の「アップデイトダンスNo.93『If』」、9月に愛知県芸術劇場のライブパフォーマンス企画としてダンス・コンサート 勅使川原三郎 ライヴミュージック&ダンス『天上の庭』」の発表を予定。「ダンス・コンサート」には、佐東と共にチェロ奏者のヨナタン・ローゼマンが参加する。

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