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アラブ首長国連邦(UAE)で身分証明証として使われているエミレーツID(日本におけるマイナンバーカードのようなもの)が、ドバイ空港でエミレーツ航空を利用する際、ワクチン接種などの証明として利用できるようになった。この取り組みは、エミレーツ航空とドバイ保健局の協定により実現した。
今後UAE居住者は、ドバイ空港の出発ターミナルでのチェックイン時、カードリーダーにエミレーツIDを挿入するだけでよく、検査の陰性証明書やワクチンカードの提示は不要になる。
こうした、空港でのエミレーツIDの利用は強制ではない。しかし、チェックイン時に新型コロナウイルスに関する手続きが簡素化されることで、この夏、海外旅行を控えた数千人のUAE住民が空港での待ち時間を短縮できると期待されている。
エミレーツ航空では、エミレーツIDでのチェックイン時に処理される情報は、搭乗者の目的地とその国の新型コロナウイルス関連の入国要件に関する情報のみで、そのほかの幅広い健康記録などは含まれないことを保証している。またチェックイン後は、いかなる搭乗客の健康についての記録もエミレーツ航空のシステムから削除されるという。
この取り組みは、ドバイ空港ターミナル1の再オープンを受けたもの。同ターミナルでは、2021年6月24日から、40社の航空会社による運航が再開している。
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