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自然と触れながらアートを楽しめる「クルックフィールズ」に地中図書館がオープン

NAP建築設計事務所の中村拓志が設計を担当

テキスト:
Hanako Suga
KURKKU FIELDS
Photo: Yuka Yanazume
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木更津にある「クルックフィールズ(KURKKU FIELDS)」は、音楽プロデューサーの小林武史がプロデュースするサステナブルなファーム&パーク。30万平方メートルもの広大な「耕す」農場を舞台に、農業、食、アートの3つのコンテンツを提供している。「ひとが本質的に生きる心地よさと喜び」を感じられる場所を目指しながら段階的に敷地内を整備し、2022年11月にはサステナブルに自然体験ができる宿泊施設「コクーン(cocoon)」を開業した。

2023年2月16日(木)、同パークに新しく誕生するのが「地中図書館」だ。約8000冊の書籍が収容できる図書館はすり鉢状の土地の地下に作られ、柱を排除した洞窟のような空間に設計。子どもの身長ほどの天井の低いスペースや隠れ部屋を設けるほか、最深部には本の読み聞かせができるホールも併設した。

KURKKU FIELDS
Photo: Yuka Yanazume

小林が総合プロデューサーを務め、NAP建築設計事務所の中村拓志が設計を担当。本棚は階段状になっており、選書家の川上洋平が子ども向けの本や、自然や農的な暮らしに関する書籍を集める。また図書館には、外部から取り入れた空気を開閉式のトップライトから外へ送り出す、自然重力換気のエコシステムを導入。施設の利用はクルックフィールズの会員が対象だが、事前予約をすれば無料で利用ができる。

KURKKU FIELDS
Photo: Yuka Yanazume

クルックフィールズへのアクセスは、東京都内から車で約1時間ほど。敷地内には草間彌生やChim↑Pomのアート作品も点在し、自然に触れながらアートを楽しむこともできる。ぜひ足を運んで、人と自然との共生を肌で感じてほしい。

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