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ボット、サイバー戦争、大量情報操作の時代では、何が真実で何がうそなのかを見分けるのはますます難しくなっている。フェイクニュースはここ10年ほどの間、ソーシャルメディアに常に存在していたが、ロシアのウクライナ侵攻によって再び注目されるようになった。
幸いなことに、フェイクがはびこる「沼」を切り抜けることを試みる、新しいウェブサイトがある。その名も「ukrainefacts.org」。これはファクトチェック団体の連合組織であるInternational Fact-Checking Network Signatories(IFCN)の共同プロジェクトで、世界数十カ国から120ものファクトチェック機関が参加。Facebook、Instagram、Twitter、TikTokだけでなく、ニュースサイトに掲載されるテキストや画像も対象として、事実を見極めている。
Ukrainefacts.orgを見れば、今の紛争に関する膨大な量の偽情報があることがすぐに分かるだろう。その在り方は、加工された画像や映像、文脈から完全に切り離された写真など、さまざま。
レバノンやナイジェリアの紛争に関する何年も前の画像がウクライナのものだという主張から、ウクライナの大統領がナチの記章の付いたTシャツを着ている動画があるという誤った主張まで、これまでに600以上の事実を確認した。控えめに言っても、驚きだ。
またこのウェブサイトでは、紛争に関する偽情報が現在最も多い国を示す地図も公開している。
フェイクニュースには巻き込まれないように気をつけよう。
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