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東所沢にある、隈研吾設計の外観や本棚劇場が話題を集めた角川武蔵野ミュージアムが2021年10月30日(土)から、巨大映像空間へ没入する360度体験型コンテンツ『浮世絵劇場 from Paris』を開催する。同展は、角川武蔵野ミュージアムのオープン1周年を記念した特別展で、進化を続ける浮世絵の今を大迫力で堪能できる展覧会だ。
中でも注目は、パリをベースに活動するアーティスト集団であるダニーローズ・スタジオが手がけた巨大映像空間の『Dreamed Japan Images of the Floating World』をパワーアップした作品が凱旋(がいせん)上映される。同作は「浮世絵」にテクノロジーとストーリーをかけ合わせた全く新しい映像体験として、フランスで展示され、200万人を動員した話題作である。
今回の展示では、12幕の異なる映像シーンが1100平方メートルを超える大空間に映し出される映像空間として展開。扇が時を刻み、ちょうちんが空中を舞い、桜の花びらが風に揺れ、荒波がリズムに合わせて頭上を駆け巡る様は絵の中に迷い込んだかのよう。 全方位を映像に包まれた広大な「浮世絵劇場」を全身で体感してほしい。
ほかにも、同展で使用された大量の浮世絵を紹介するコーナーや、日本の現代浮世絵師たちの作品も紹介。浮世絵の世界を多面的に紹介する「後室展示」なども見逃せない。
2022年4月10日(日)まで開催。チケットは、10月19日(火)から公式ウェブページで購入できる。この秋は、最先端技術による浮世絵の世界を堪能してみては。
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