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デヴィッド・ボウイの追悼オンラインイベントが開催

豪華ラインアップのコンサートと名作ミュージカルの配信

Andrzej Lukowski
テキスト:
Andrzej Lukowski
Theatre Editor, UK
David Bowie mural
Photograph: Shutterstock
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かつて『Five Years』で「あと5年」と歌っていたデヴィッド・ボウイ。彼が死去してから、5年がたとうとしている。2021年1月10日(日)は彼の5回目の命日。その2日前、1月8日(金)は彼の誕生日で、生きていれば74歳になっている。ボウイの人生を改めて祝福する最高の時期に合わせ、二つのウェブイベントが開催される。

一つは『A Bowie Celebration: Just for One Day!』。3時間にも及ぶ壮大なストリーミングコンサートイベントで、音楽界や俳優界からきらびやかな顔ぶれが集まる。出演するのは、トレント・レズナー、デュラン・デュランビリー・コーガンメイシー・グレイ、ゲイリー・オールドマンゲイリー・バーロウ、アンナカルヴィなど。彼らは、ボウイのヒット曲や知られざる名曲をカバーする予定。

このイベントをプロデュースするのは、ボウイの最も長い歴史を持つバンドメンバーとして知られるマイク・ガーソン。彼は、リック・ウェイクマンから、アルバム『Blackstar』に参加したバンドまで、ボウイ作品に参加してきたミュージシャンたちをリードしてきた。

イベントタイトルにあるように、イベントを体験できるのは1日だけ。コンサートのライブ配信は、日本時間の2021年1月9日11時(太平洋標準時の1月8日18時)からで、アーカイブは24時間視聴可能。チケットは25ドル(約2,600円)で、そのうち2ドル(約208円)は、セーブ・ザ・チルドレンへ寄付される。チケットの購入は公式ウェブサイトから。

もう一つのイベントは、ボウイが人生最後の数カ月間で完成させた前衛的なミュージカル『Lazarus』の配信。ボウイ主演の名作映画『The Man Who Fell to Earth』の奇妙な続編ともいえるこの作品は、『A Bowie Celebration』にも出演したマイケル・C・ホールが主演を務め、2016年のタイムアウトロンドンでも大絶賛された。上演はニューヨークとロンドンで行われたが、今回配信されるのは、ロンドン公演を収録したもの。配信は2021年1月8日から1月10日の決められた時間に数回行われ、世界各地の時間帯に合わせた配信時間が設定されている。配信時間の確認とチケットの購入は公式ウェブサイトで可能だ。

世界的な危機はまだ続くが、そのことはほんの少しだけ忘れて、この機会にボウイを追悼するのもいいかもしれない。もちろん、ボウイの楽曲を聞き直すのもおすすめだ。

原文はこちら

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