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日比野克彦監修「TURNフェス6」が東京都美術館で開催

ダイバーシティを問う注目の作品展、オンラインコンテンツも公開

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Time Out Tokyo Editors
渡辺篤『同じ月を見た日』アイムヒア プロジェクト(R16 studio、横浜)©︎Keisuke Inoue
渡辺篤『同じ月を見た日』アイムヒア プロジェクト(R16 studio、横浜)©︎Keisuke Inoue
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障害の有無やジェンダー、国籍、住環境など、さまざまな背景や習慣の違いを超えた人々が集い、その相互作用を表現として生み出すアートプロジェクト『TURN』が、東京都美術館で展示と映画上映を行う。日程は2021年8月17日(火)~19日(木)の3日間で、監修は日本の現代美術家、日比野克彦が務めている。

岩田とも子『遠くの地面を歩く』
岩田とも子『遠くの地面を歩く』

知的障害やホームレス、生きづらさを抱える人の日常に焦点を

東京都美術館では、ひきこもり経験のある美術家、渡辺篤の映像プロジェクトや、路上生活経験者のダンス集団を追ったドキュメンタリー映画『ダンシングホームレス』、スローな時間軸の中で身体感覚と向き合う山本千愛の記録映像など、全7作品を上映。

監督:三浦渉『ダンシングホームレス』
監督:三浦渉『ダンシングホームレス』

そのほか特設ウェブサイトでは、渋谷区障害者福祉センターのはぁとぴあ原宿とアーティストの永岡大輔によるワークショップ『似顔絵ラプソディや、吃音(きつおん)症を持つ人々とラッパーのマチーデフが取り組んだラップ楽曲の制作プロセス、ダンサーで振り付け家の森山開次によるプロジェクトなど、その活動や表現を全19のさまざまなコンテンツで公開。9月5日(日)までの毎週土・日曜には、各プログラムを紹介する『TURN TV』、音声番組の『TURN Tunes』を配信する。

また8月9日(月・休日)まで、国立新美術館とオンライン上では、「地球・人をアートで問う」をテーマとした『TURN茶会』も開催。揺れ動く東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の間で、「ダイバーシティ」の言葉の意味を問う注目企画になりそうだ。

『TURNフェス6』の詳細はこちら

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