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日本初、藤田嗣治の作品だけを常設展示した美術館が軽井沢にオープン

「乳白色」の絵画から家具や食器まで、約180点を所蔵

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Time Out Tokyo Editors
軽井沢安東美術館
画像提供:軽井沢安東美術館
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2022年10月8日(土)、画家の藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品のみ常設展示した、日本初の個人美術館である「軽井沢安東美術館」が軽井沢にオープン。企業再生に携わってきた代表理事の安東泰志と恵夫妻が、長年にわたり収集した180点を所蔵する。

軽井沢安東美術館
画像提供:軽井沢安東美術館

開館を記念し主要作品をほぼ全て展示

日本初となる美術館のオープニングを記念した展覧会では、所蔵作品からほぼ全ての主要作品を展示。藤田が生涯描き続けたモチーフである「少女」「猫」「聖母子」の絵画を中心に、初期の貴重な風景画や代名詞である「乳白色」の絵画がそろう。

展示のコンセプトは「渡仏~スタイルの模索から乳白色の下地へ」「旅する画家~中南米、日本、ニューヨーク」「ふたたびパリへ~信仰への道」「少女と猫の世界」の4つで、展示室の壁は黄色や赤、緑など華やかに彩られている。

軽井沢安東美術館
画像提供:軽井沢安東美術館

絵画以外にも、藤田自ら装飾した家具や食器に至るまで広範囲にわたり展開。通常の美術館では藤田作品の写真撮影ができる機会はないが、軽井沢安東美術館では、「展示室5」をフランスの藤田財団の協力のもと撮影可能スポットとして公開する。

軽井沢安東美術館
画像提供:軽井沢安東美術館

JR軽井沢駅から徒歩8分というアクセスの良い立地もおすすめだ。「芸術の秋」を探りに訪れてみては。

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