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南米アマゾン発祥の「ジャグアタトゥー」に挑戦してみた

まるで本物? 民族の伝統を現代にアップデート

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
Jagua
Photo: Kisa Toyoshima
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露出が多くなる夏は、タトゥーに興味が湧いたり、タトゥーシールをついついチェックしてしまう、という人もいるのではないだろうか。筆者もそんな気持ちでInstagramを漁っていると、「ジャグアタトゥー」というものを発見した。

南米アマゾン発祥の消えるタトゥー

ジャグアタトゥー(以下ジャグア)とは、南米アマゾン地域などの先住民が発明した、果汁をインクの原料にした消えるタトゥー。部族の身体装飾文化から来ている、約2000年前以上の知恵である。

植物性で消えるものというと「ヘナタトゥー」もあるが、ジャグアは紺色に発色するため、よりリアルなタトゥーのように見えるのが特徴だ。

Photo:Kisa Toyoshima
Photo:Kisa Toyoshima

都内には数軒しかない専門スタジオ

専門スタジオは都内に数軒しかないのだが、そんな中見つけたのが、吉祥寺にスタジオを構えるアーティストのSamオリジナルはもちろん、好きなデザインのタトゥーを入れてくれる。独特の優しいタッチのデザインが人気で、大学生から社会人までさまざまな人が訪れる。3年前からフリーのアーティストとして、スタジオを本格的に構えたそうだ。

Photo:Kisa Toyoshima
Photo:Kisa Toyoshima

ジャグア自体は、近年芸能人などが入れていることや、気軽なことから注目が集まっており、新型コロナウイルスが流行する前は、海外旅行前にジャグアを入れる客が多かったという。そして、今特に人気なのは、韓国っぽい優しいデザインだそう。

Photo:Kisa Toyoshima
Photo:Kisa Toyoshima数々のデザイン
Photo:Kisa Toyoshima
Photo:Kisa Toyoshima

痛みもなく短時間で完成

今回はタバコの箱程度のサイズとなる「5×8cm」(4,860円、税込み)をオーダー。事前に依頼したいイメージを送り、それを少しアレンジしたデザインを提案してもらって当日を迎えた。

Photo:Kisa Toyoshima
Photo:Kisa Toyoshima

肌に描く工程は30〜40分程度で、あっという間に完成。痛みも全くない。夏は2時間ほどインクを肌に浸透させ、水で洗い流す。すると、デザインがほぼ消えてしまいビックリするのだが、これもジャグアの特徴。24時間の間に徐々に薄い色から濃い色に浮かび上がってくる。その後、皮膚の代謝とともに2〜3週間で消えていく。

Photo:Kisa Toyoshima
Photo:Kisa Toyoshima

そのほかジャグアを体験するには?

そのほかにも、都内には数軒のみだが専門店があるほか、タトゥーがメインの有名店「ビゼン アート タトゥースタジオ」などでもジャグアやヘナができる。自分でチャレンジしたいなら、シールや好きなデザインが描けるインクキットなどを販売している「Inkbox」がおすすめ。 

タトゥーを入れるのには勇気がいるが、好きなデザインで長持ちするものを入れたい。と言う人は、ぜひジャグアに挑戦してみてほしい。

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