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トラベルチェックリスト:海外渡航前に用意しておくべきもの

2021年11月現在、日本国外に行くために必要な書類などを紹介

Kaila Imada
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Kaila Imada
Associate Editor, Time Out Tokyo
Photo: Bazta/Dreamstime
Photo: Bazta/DreamstimeAn undated stock photo of Narita airport
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コロナ禍における観光業は徐々に回復への道をたどっているように見える。年末年始に久しぶりの海外旅行を計画しているという人もいるかもしれない。しかし、日本から海外への渡航には航空券やホテルの予約以外にも必要なものがたくさんあり、事前にしっかりとした準備が必要だ。

気軽に海外へのアクセスができるようになるにはまだ時間がかかるかもしれないが、海外旅行に備えて最低限必要となる書類の種類を把握しておくといい。ここでは2021年11月19日現在、日本からの出国と帰国時に必要なものをまとめた。

なお、ルールや制限は突然変更される場合があり、国によって条件が変わってくる。旅行の際には利用する航空会社や渡航先の最新情報をしっかりチェックしてほしい。 

新型コロナウイルス検査の陰性証明書

多くの航空会社や国では、出発や到着の72時間前までに新型コロナウイルス検査の陰性証明書の提示を求めている。旅行用のPCR検査と陰性証明書の発行を行っている医療センターやクリニックを利用するといいだろう。直接足を運んで検査を受けることができる場合もあるが、確実に72時間以内の検査を受けるためには、事前に予約をしておくことをすすめる。

また渡航先で陰性証明書の原本が必要になるのか、デジタルコピーで十分なのかを前もって確認しておこう。必要な場合は、書類のコピーを余分に取っておくといい。

ワクチン接種証明書やワクチンパスポート、または新型コロナ感染から回復したことを証明する書類

日本のワクチンパスポートは、現在68の国と地域で受け入れられている。ワクチンパスポートの保有者は、国や地域によってはワクチン接種の証明ができれば隔離処置が免除されたりスムーズな入国が可能になる場合が多い。ただし入国制限は国や地域によって異なるため、渡航先の大使館や領事館に確認する必要があるだろう。

日本のワクチンパスポートの申請方法については、こちらをチェックしよう。国や地域によっては、新型コロナウイルスの感染から回復し症状がない場合、それを証明する書類と陰性証明書の掲示によって隔離処置が緩和されることもある。 

マスク利用の義務

飛行機の搭乗時や各地の空港では、フェイスマスクの着用が義務付けられている。長時間飛行機を利用する場合は、十分な量のマスクを用意しておくといいだろう

日本への帰国時に必要なもの

日本政府は11月に入ってこれまで原則禁止してきた外国人の新規入国を許可すること発表した。しかし、外国人観光客の受け入れまでには至っておらず、入国できるのは居住者やビジネスでの短期滞在者、留学生、技術研修生に限られている。日本のパスポート保持者でない場合はビザが有効であることと、再入国許可証を持っていることを確認してほしい。

帰国時には、日本に到着する72時間前までの陰性証明書を有効なフォーマットで提出することが義務付けられている。ワクチン未接種者と接種者では待機期間が変わるので、注意が必要だ。そのほか、自宅やホテルなどでの待機をチェックするための3種類のアプリケーションをスマートフォンにインストールする必要があり、検疫手続きとして滞在歴や健康状態を記入した「質問表」や、空港の検疫所でルールに従う旨の誓約書を提出しなければならない。

11月8日、政府は日本人帰国者や外国人の再入国者の隔離期間についても、有効なワクチンを接種した人に限ってこれまでの10~14日間から原則3日間に縮小すると発表。しかし事前の申請と待機中のPCR検査や受入責任者の確保、活動計画書の承認などの手続きが必要となるので、注意が必要だ。

また海外からの到着者は、空港からの公共交通機関の利用が禁止されている。そのため市内への移動には、自家用車での送迎やレンタカーなどを予約する必要がある。

日本への入国に関する詳細は、厚生労働省の公式ウェブサイトを確認してほしい。

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