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長いフライトの後、空港に着いて列に並び、カメラを気まずそうに見つめ、パスポートの写真と違うからと、新しい髪形を指摘されないかと心配する時代は終わるかもしれない。そう、セキュリティーを通過するだけでいいことを想像してほしい。
イージージェットが50年後の旅を予測したレポート「EASYJET 2070: THE FUTURE TRAVEL REPORT」では、セキュリティーチェックが「心臓の鼓動」だけになるとしている。専門家によると、心臓の鼓動は固有のもので、生体情報とともに本人確認に使われるようになる可能性がある。 また、飛行機の座席が人の体形に合わせられるようになり、機内エンターテインメントは、乗客の目に直接コンテンツが送られるようになると考えられている。
さらに、言語補聴器がリアルタイムで多言語を翻訳、「言葉の壁」を過去のものにする。ホテルではベッドの硬さや室温、周囲の音楽などを好みに応じて選べるスマートルームが導入され、オーダーメイドの滞在が将来待っているとも予想している。
加えて興味深いのは、3Dプリンターの進化により、スーツケースなしで滞在できるようになることだ。到着時に必要な衣類やアイテムをプリントし、帰国時にリサイクルボックスに入れるだけ、なんて事になるかもしれない。
VR向けのボディースーツ(ハプティックスーツ)とヘッドセットを使ってタイムスリップし、歴史的な場所を体験したり、学んだりできる未来はすぐそこだ。 旅行はもっと便利で気軽なものになるのか、それともディストピアが加速するのか? それは、あなた次第だ。
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