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2025年春の開業を目指す鳥取県立美術館の着工が始まった。同館は倉吉市の倉吉パークスクエアに隣接してオープンする予定で、鳥取のアートを発信する地域に根差した美術館を目指す。
美術館は地上3階建てで、周辺の広大な空間を生かして建設される予定だ。5つの常設展示室と企画展示室のほか、地元の人が立ち寄れるカフェや展望テラスなどを配置。展望テラスからは、近くにある大御堂廃寺跡地などが見渡せる。館内は木のぬくもりが感じられる広々とした空間デザインで、子どもたちが絵本を読んだり、来館者が自由にくつろんだりできるスペースも配置。
コンセプトは「未来を『つくる』美術館」。展覧会のほかにもワークショップなど参加型のイベントを実施し、市民と美術の交流の場を形成していく予定だ。
見どころは、鳥取県ゆかりの美術の数々だろう。鳥取県立博物館が所蔵する美術コレクション約1万点を継承するほか、その後も継続的に作品の収集を進める。そのほか、デザインや建築、ポップカルチャー、漫画などに関する企画展を年4本程度開催予定だ。
県民の生活の一部になるような、長く親しまれる美術館の完成が待ち遠しい。
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