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アメリカを代表するグルメ雑誌「FOOD & WINE」が、2024年の「Global Tastemakers awards」を発表した。世界最高のレストランやバーが選出される中、「世界で最も飲食が楽しめる街」部門で、東京が栄えある第1位に、大阪が第9位に選ばれた。
Global Tastemakers awardsは、FOOD & WINE編集部が世界中の180人の著名な食と旅行の専門家による投票で決定。専門の審査委員会によってラング付けされたものだ。
「世界で最も飲食が楽しめる街」10位までは以下の通り。
1. 東京
2. イスタンブール(トルコ)
3. メキシコシティ(メキシコ)
4. パリ(フランス)
5. リマ(ペルー)
6. ローマ(イタリア)
7. シンガポール
8. コペンハーゲン(デンマーク)
9. 大阪
10. マドリッド(スペイン)
東京が第1位に選ばれた理由として、FOOD & WINEは「ミシュランガイド」の星付きレストランの数が世界最多の183店舗に上ったことを挙げている。 東京を特徴づける特別な料理はないとしながらも、上質なレストランとラーメン店、屋台料理、郷土料理と世界各国の人気料理がシームレスに融合する食の環境を絶賛。それを支える料理の技術、質の高い食材、そして伝統に対するこだわりは驚くべきだと評した。観光産業が本格的に復活した今、東京は体験すべき食の宝石のような都市と高く評価している。
2位以下には世界三大料理の一つに数えられるトルコ、パリをはじめとするヨーロッパの都市が並ぶ中、5位には、世界の料理の新潮流として注目が集まるリマが輝いた。「ベストインターナショナルレストランランキング」でも、リマにある「メリト(Mérito) 」が1位を獲得している。
また、第10位にランクインした大阪については、たこ焼きやお好み焼き、串カツ、焼き鳥といった料理の名を挙げ、独自に発展した食文化が評価された。「ミシュランガイド」に200軒以上のレストランが掲載されていることにも触れられている。
なおトップ10からは惜しくも外れたが、11位には京都が選出。400年の歴史を持つ「瓢亭」や「吉兆」、茶室でのひとときなどドラマチックな食体験を紹介している。ランキングの詳細は、公式ウェブサイトから確認できる。
これを機に改めて、世界に誇る美食の街・東京を探索してみては。
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