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2023年3月18日に地下鉄や電車が相次いで運賃値上げ

東京メトロ、JR東日本、東急、小田急、東武、西武線の運賃が10円アップ

Tabea Greuner
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Tabea Greuner
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Photo: Kiss x7/Photo-AC
Photo: Kiss x7/Photo-AC
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新型コロナウイルスの流行が東京の鉄道網に打撃を与えている。乗客数の大幅な減少により、都内の主要鉄道路線は運行時間の短縮や1時間当たりの列車本数の削減を余儀なくされた。2022年10月に海外からの観光客向けに開放されたが、利用者は減り続け、都内の鉄道会社数社は運賃の値上げを余儀なくされている。

今回の値上げは、エレベーターやホームドア、車内カメラ、踏切の障害物検知装置など、安全対策やバリアフリー化を各駅で拡大したことも一因となっている。改善費用をまかなうため、2023年3月18日(土)から東京メトロ、JR東日本、東急、小田急、東武線が価格改定を実施。東京メトロは、28年ぶりに運賃値上げに踏み切った。

全線の基本運賃は現在の170円から180円に10円値上げ。定期券は1カ月券が370円、3カ月券が1,050〜1,060円、6カ月券が1,990〜2,000円の値上げになる。ただし、学生の通学定期券は改定されない。

JR東日本では、1カ月定期を280円、3カ月定期を790円、6カ月定期を1,420円値上げ。東武鉄道も1カ月定期を600円、3カ月定期を1,710円、6カ月定期を3,240円値上げする。学生が利用する定期券は改定されない。

東急電鉄は、東横線、目黒線、田園都市線、大井町線、池上線、玉川線の基本運賃を130円から140円に、世田谷線の基本運賃を150円から160円に10円値上げすると発表。1カ月定期券は1万110円から11,510円に、世田谷線は5,390円から6,140円に引き上げる。なお、3カ月、6カ月、12カ月定期券の価格改定は実施しない。こどもの国線の運賃も据え置かれる。また、秋頃には京王電鉄で運賃が10円値上げとなる予定だ。

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