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レストランは休業や時間短縮営業を余儀なくされ、外食をしなくなって久しい向きもあるだろう。しかし、ダイニングシーンが再開されるまでの間にあっても、世界の最も卓越したレストランは、常に業界をリードする存在であり続けてきた。トップシェフたちはさらなる高みを目指し、それにつれてメニューは更新され、調理技術は磨き上げられていくのだ。
そうした成果を示すものでもある2021年の『アジアのベストレストラン50』が、2021年3月25日に発表された。セレモニーの様子は以下で視聴できる。
今年の授賞式はオンラインで開催、授賞した店は例年に劣らずハイクオリティーだ。香港のザ・チェアマン(The Chairman)がトップを1位を獲得し、僅差でシンガポールのオデット(Odette)と、長谷川在佑がシェフを務める東京の傳(でん)がつけた。傳はその遊び心あふれる日本料理で人気を博し、昨年も3位を獲得している。
さらに3店がトップ10入りしており、フロリレージュ(Florilège)とナリサワはそれぞれ7位と9位、大阪のフレンチレストランのラ・シーム(La Cime)は10位から8位に躍進した。
東京だけでなく、日本ではどうなのかを知りたくなるかもしれない。トップ50に入っている日本のレストランは以下の通りだ。
東京 傳(3位)、フロリレージュ(7位)、ナリサワ(9位)、茶禅華(12位)レフェルヴェソンス(L’Effervesence) (19位、Beronia Highest Climber アワードを受賞)、オード(27位)、龍吟(35位)
大阪 ラ・シーム(8位)
福岡 ラ・メゾン・ドゥ・ラ・ナチュール・ゴウ(30位)
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