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奈良、吉野の山の中にある広大な山々で果樹を専門に栽培する堀内果実園が、2021年3月19日に東京スカイツリー ソラマチにカフェをオープンした。4号店となるこの直営店は、東京ではカフェを併設した初の店舗だ。
堀内果実園が自家栽培するフルーツを中心に、その魅力を再発見できるメニューをそろえる。果物をおいしく味わえるベストタイミングを見分けて提供するスイーツやサンドイッチのほか、バナナやパイナップルなど自社農園以外のフルーツもおいしさにこだわり、最高級のものを仕入れている。
また、果物狩りに行った感覚で、食べてほしいという思いから、パフェのことを「くだもの狩り/くだもの園」と名付けている。なるほど、フルーツがそのまま使われていたり、大きくカットされていたりと、フルーツの存在感たるや半端ない。
「果物のおいしさをそのままお楽しみいただけるように、余計な味付けはしていません」と代表の堀内俊孝は話す。フレークやスポンジは使用しておらず、見た目のインパクトに反して、軽やかに味わえるのもうれしい。
フルーツサンドも果物のごろっと感を重視。下にもぎゅっと果実が詰まっている。茶色く色づいた黒糖のパンを使っているのは、農園の土を表現しているそうだ。
ソラマチ店限定メニューも用意。『くだもの狩り/いちごツリー園』(4,300円から)は、スカイツリーをイメージしパフェを2個重ねた、2人用のゴージャスなパフェだ。なお、取材時はイチゴだったがフルーツは季節によって変わる。
フルーツをたっぷり使った2種のスムージーもラインアップ。『濃厚いちごミルクスムージー』にアイスとフリーズドライのイチゴをトッピングした『イチ子゛(いちご)』(980円、季節限定)と、バナナブルーベリースムージーにチョコアイスとセミドライフルーツをトッピングした『バナ男』(830円)で、こちらも同店限定だ。
パンチングメタルを用いた内装は、フルーツを加工する工場をイメージ(ちなみにカウンター席の上からぶらさがっているコードは単なる飾りではなく、電源も取れる)。フレッシュな果物を農園からまっすぐ届けたいという思いが、店舗の随所からも見え隠れする。
東京スカイツリーのもと、季節をいち早く感じられる、おいしいフルーツ狩りをしゃれこんでみては。
テキスト:長谷川あや
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