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コンビニエンスストアは間違いなく日本での生活の最高の場所の一つだ。ただし、日常で見慣れている東京の人々にとって24時間年中無休の存在は当たり前のもの。ここでは、2020年東京オリンピック競技大会のために来日したジャーナリストたちの反応を紹介する。
絶品料理を提供する選手村の食堂にアクセスできるアスリートとは異なり、各国のメディア関係者たちは食事のために何度もコンビニに通っていた。新型コロナウイルス対策による飲食店の時短営業で食事の選択肢は大幅に制限されているが、東京のセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどではまだ少し冒険の余地があるようだ。
カナダのジャーナリスト、デヴィン・ヘロウ(Devin Heroux)は、セブン-イレブンの食事だけで生活している。ヘロウは、ホテルにあるコンビニの最新情報をTwitterで毎日公開しており、それは次の金メダリストについてのツイートよりも多くの注目を集めているようだ。東京都民は、彼が次に何を試みるべきかについての提案に答えていた。
同じことがカナダのスポーツ記者、アナスタシア・バクシス(Anastasia Bucsis)のTwitterでも起きていた。バクシスのフォロワーは、スポーツの生中継よりも、おにぎりのパッケージの開封方法についてコメントしていた。
ニューヨーク・タイムズのアンドリュー・ケー(Andrew Keh)は、セブン-イレブンの砂肝が彼の命を救ったとして、最も近いコンビニのホットスナックが「金メダルに値」すると次のようにコメントした。「ファミリーマートで定番のフライドチキン『ファミチキ』は、不自然な形で疑わしいほどジューシー」。(『ファミチキ』についてのメモ:おいしくするために何が行われたかについてあまり考え過ぎないことが最善。ただ楽しもう)
長期にわたる旅行制限と終わりのない非常事態の中で、バー、美術館、そのほかのエキサイティングなアトラクションにアクセスできないとき、東京に幻滅を感じることが多々ある。しかし、トイレットペーパーの不足、アルコールの禁止、飲食店の時短営業があっても、信頼できるコンビニは常にそこにあり、困難な時代に生きる私たちを元気付けるためのおいしいおやつやフードと快適さを提供してきた。
従って、コンビニが金メダルアスリートと同等の評価を得ているのは当然のこと。アスリートたちはオリンピック終了後にメダルを持って母国に帰国するが、私たちのメダリストである無敗のコンビニはここにとどまるのだ。
参考記事『10 reasons why Japan's convenience stores are the best in the world』
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