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東京の桜が各地で満開、千鳥ヶ淵や新宿御苑など名所をレポート

4月6・7日の週末は花見に最適、天気は花曇り

Lim Chee Wah
テキスト:
Lim Chee Wah
Editor-in-Chief, Time Out Tokyo
新宿御苑
Photo: Lim Chee WahShinjuku Gyoen cherry blossoms as on April 5 2024
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今年の東京の桜の季節は、ちょっとしたドラマがあった。当初、ソメイヨシノは例年通り3月22日頃に開花すると予想されていた。しかし、その後、東京は寒波に見舞われ、日本を象徴する淡いピンクは期待通りに咲かなかった。気象庁が、靖国神社にある桜の標本木で11輪を超える開花を確認したのは3月29日と約1週間後である。例年より5日遅く、昨年と比べると15日遅かった。

それでも東京の桜は順調に開花しており、現在は各地で見頃を迎えている。ウェザーニュースによると4月4日に東京は各地で満開に達したようだ。この花の儚い性質を考えると、今週末以降には花が散りはじめ、間もなく明るい緑の新芽に変わっていくと予想される。4月6〜7日の週末の天気はどんよりと花曇りだが、晴れた日や青空が見え隠れすることもあるだろう。この機を逃さず、美しい桜の季節を満喫してほしい。

ここでは、いくつかの桜の名所の現状を伝えよう。

千鳥ヶ淵
Photo: Lim Chee WahChidorigafuchi Moat cherry blossoms on April 4 2024

風光明媚な千鳥ヶ淵のお堀沿いの桜も4月4日時点で満開、今が見頃だ。ボート乗り場に近い木々が生い茂っていて、写真映えするのでおすすめである。「千代田のさくらまつりも4月7日(日)まで延長開催されている。ただし、ボートの時間とライトアップの時間は短縮されているので、注意してほしい。

新宿御苑
Photo: Lim Chee WahShinjuku Gyoen cherry blossoms on April 5 2024

「新宿御苑」も、4月5日時点で満開を迎え、多くの人でにぎわっていた。広大な庭園内にはさまざまな場所に桜が点在しており、大混雑という印象は持たないだろう。注目すべきはここの木の多くは成熟していて巨大であるということだ。枝が地面に触れるほどの花を鑑賞できる。

桜の開花時期の週末は、事前に入場券を購入する必要があるので注意してほしい。詳細は、公式ウェブサイトをチェックしよう。

東京ミッドタウン
Photo: Lim Chee WahTokyo Midtown Roppongi cherry blossoms as seen on April 4

六本木の「東京ミッドタウン」では、4月14日(日)までライトアップを実施している。毎年恒例のハイライトは、ガーデンエリアの桜並木200メートルのイルミネーションだ。17〜23時に全ての木々が白く輝きライトアップされるさまは、圧巻だ。

この時期は、少なくとも1つは桜のライトアップをチェックしてほしい。昼とは全く違う新しい雰囲気が楽しめる。多くは4月7日か14日に終了するため、見逃さずに。

ほかにも、素晴らしい桜の時を楽しむために、「桜の季節にしかできないこと」といった記事を用意してあるほか、桜まつり、水上で楽しむ花見などをまとめている。さまざまな目線で楽しんでほしい。

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Tokyo's cherry blossoms have now reached full bloom(原文)

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