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東京都新宿区にある小笠原伯爵邸は、2002年にオープンしたレストランで、そのスパニッシュ様式の建築でつとに有名だ。名前は、この建物が旧小倉藩主の小笠原長幹の邸宅として1927年に建てられたことに由来する。戦後はアメリカ軍に接収された後に東京都へ返還、以来都の所有となっている。
このほど、都はこの小笠原伯爵邸の借受者を公募を開始した。この募集は、この建物を後世に継承する目的のもと、2000年から都が実施してきた民間貸出。現在運営しているレストランもその一環であり、その期間が満了を迎えるに当たり、今回の募集に至ったという。応募は、2022年8月26日(金)までで、結果は11月上旬の公表を予定している。
東京都生活文化局文化振興部によれば、貸出期間は2023年4月1日(土)〜2033年3月31日(木)の10年間(定期建物賃貸借)。借受者は、応募された計画の中から、旧小笠原邸の活用事業として最もふさわしい提案をした事業者を選定する。
ただし、「建物の持つ歴史的・文化的価値を活かすことのできる事業であること」「都民に対して公開の措置を講じること」「周辺住環境への配慮を行うこと」「省エネルギーの徹底など環境への配慮を行うこと」の4点を満たすことが条件になる。貸付料については、選定された事業者が提案した価格とするが、都の予定価格を上回る必要がある。
2022年7月8日(金)〜7月13日(水)は現地見学会を行っており、申し込み期限は4日(月)17時まで。そのほかの詳細は、公式ウェブサイトを確認してほしい。
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