ニュース

東京国際映画祭が改革を発表、メイン会場を日比谷に移転

「上映会場の移転」「プログラミングの再編」「ジェンダーの平等に向けた努力」を決定

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
広告

映画クリエーターの新たな発見の場であり、いち早く最新映画が観られることでも注目される東京国際映画祭』が、映画祭としてさらなる飛躍を目指し「上映会場の移転」「プログラミングの再編」「ジェンダーの平等に向けた努力」という三つの変更を発表した。

2015年のレッドカーペットイベントの様子
2015年のレッドカーペットイベントの様子

第34回の開催日程は2021年10月30日(土)~11月8日(月)で、メイン会場を六本木から日比谷、銀座エリアに移転し、角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、TOHOシネマズシャンテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホールなど、複数の劇場を使用して開催する。

そして、映画祭の核心となる「プログラミング」は、部門の構成、コンペの在り方など全般にわたって再検討を行い、4月から市山尚三がプログラミングディレクターに就任を予定。

映画祭の選考委員、作品の監督とキャスト、スタッフについての男女平等を推進する「Collectif 50/50」という国際的活動に賛同し、今年の国際女性デーに合わせて誓約書に署名した。既にカンヌやベルリン、ベネチアなど、世界で156の映画祭が署名済みだが、アジアの映画祭としては初の事例となる。

2015年のレッドカーペットイベントの様子
2015年のレッドカーペットイベントの様子

昨年はコロナ禍の規制があるなか、リアルとオンラインのハイブリッド型で開催した『東京国際映画祭』。映画祭の醍醐味(だいごみ)でもある、海外からのゲストの来日や、レッドカーペットイベントなどの見通しは不明だが、配慮をした開催となりそうだ。

『東京国際映画祭』の公式ウェブサイトはこちら

関連記事

東京を舞台にした映画10選

豪華なシートがある映画館5選

世界の名作グルメ映画10選

躍進する映画監督、藤井道人はコロナ禍にどう挑む

ハリウッドが恐怖したベストジャパンホラー映画6選

最新ニュース

    広告