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タイムアウトが2021年に行った全世界対象の大規模な都市調査『Time Out Index』をもとに、タイムアウトのグローバルチームが『The 37 best cities in the world in 2021』と題したランキング記事を発表した。
同調査は世界の2万7000人以上の都市生活者に、各都市のフードシーンや文化的多様さ、住みやすさ、幸福度などを尋ねたもの。それに加えて、今回はコロナ禍におかれていた過去18カ月に各都市が達成してきたことを評価するため、コミュニティープロジェクトやグリーンスペース、サステナビリティなども調査項目に含めた。
その結果、東京は10位にランクイン、アジアでは1位となった。東京が評価された理由としては、82%がヴェニューやアトラクションなど「新たな発見がある場所」と回答しており、これはロンドン、ニューヨークに続いて3番目。また、公共交通機関の発達も高評価であり、73%が車なしで移動できる点を評価している。デザイン性に優れた公衆トイレも、ほかの都市が参考にすべき取り組みとして挙げられた。
一方で、改善すべき点にも留意しておきたい。コミュニティーとしての意識は31%、東京のサステナビリティに至ってはわずか9%しか好意的に評価していなかった。2030年までの再生可能エネルギーの割合増加といった政府目標などを見据え、今後に期待したい。
トップ10は、1位から順にサンフランシスコ(アメリカ)、アムステルダム(オランダ)、マンチェスター(イギリス)、コペンハーゲン(デンマーク)、ニューヨーク(アメリカ)、モントリオール(カナダ)、プラハ(チェコ)、テル・アビブ(イスラエル)、ポルト(ポルトガル)。
11位以下は『The 37 best cities in the world in 2021』で確認してほしい。 併せて、東京の魅力をこちらから発見してみるのもおすすめだ。
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