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日本には、ありふれたものを芸術作品に変える才能がある。マンホールの蓋(ふた)がその例だ。全国各地に設置されているデザインマンホールには、ご当地キャラクターやその地域ならではのデザインが用いられていることが多く、注目して歩いて見ると面白い。近年は、ポケモンの人気キャラクターをテーマにしたマンホール「ポケふた」などが登場し、話題になった。
2024年3月、港区内の5カ所に新しく設置されるのが、「美少女戦士セーラームーン」のデザインマンホールだ。セーラームーンは港区の麻布十番を舞台に描かれており、同区とゆかりが深いことで知られる。同作をモチーフにしたマンホール蓋が設置されるのは、全国初のこと。マンホールは5種類のデザインで展開される。
セーラームーンとタキシード仮面が描かれたマンホールは、麻布十番商店街の入り口付近に設置される。同地は、うさぎと衛が運命の再会を果たした場所だ。
上のカラフルなマンホールは、芝公園近くの港図書館の前に設置される。背景はセーラーマーキュリーと同じ、ブルーを採用した。
和服姿のセーラー戦士たちが描かれたマンホールは、東洋英和女学院小学部の近くで見つけることができる。東洋英和女学院は、セーラーマーズが通う架空の学校「T・A女学院」のモデルになった。
セーラージュピターをイメージして鮮やかな緑色を背景に描かれたこのマンホールは、芝公園内の芝給水所前に設置される。
慶応仲通り商店街入り口に設置されるのは、セーラーヴィーナスのカラーでもある黄色をベースにしたマンホール。商店街はアニメシリーズにたびたび登場するので、ファンにはお馴染みかもしれない。
港区では、マンホールの設置場所やセーラームーンゆかりのスポットを記したマップを、港区観光インフォメーションセンターなどで配布する予定だ。
各マンホールの設置場所は以下の通り。
「セーラームーン&タキシード仮面」/麻布十番商店街入口
「セーラー5戦士(青)」/芝公園付近(みなと図書館前)
「うさぎ&亜美&レイ&まこと&美奈子」/東洋英和女学院小学部・幼稚園前
「セーラー5戦士(新緑)」/東京タワー付近(芝給水所前)
「セーラー5戦士(檸檬色)」/慶応仲通り商店街入口
戦士たちを探しながら、セーラームーンの聖地を散策してみてほしい。
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