[title]
渋谷PARCOで開講しているアートスクール、東京芸術中学が、2021年6月30日(水)まで、モーションギャラリーでクラウドファンディングを実施している。大人でも「受けたい」と思うほどの、豪華な講師やプログラムをそろえた週1回のワークショップ。リターンには、『オンライン授業の視聴権』などが用意されている。
「世界と戦えるクリエイティビティー」を鍛える集中講義
東京芸術中学は多感で吸収力の強い中学生を対象に、アートや音楽、ダンス、グラフィックデザイン、小説にメディアアートなどをレクチャーする取り組みだ。渋谷PARCOの9階にある教育専用スペース『GAKU』で毎週土曜に開催。生徒たちは講師からのレクチャーに加え、課題発表を行いながら「世界と戦えるクリエイティビティー」を鍛える。
ゲスト講師にはダンサーの菅原小春、音楽家の渋谷慶一郎や、アーティストの会田誠、真鍋大度(ライゾマティクス)、ファッションデザイナーの森永邦彦など、さまざまな領域の第一線で活躍するプロフェッショナルが参加。ダンスの振付を考えたり、洋服をデザインしてみたりなど、生徒自身が手を動かし、プロと共に考える機会が毎週設けられる。
講師陣とのディナー招待も、全8パターンのサポートを公開
しかし、現在コロナ禍の影響により損害が生じ、人件費やオンライン授業の機材費、会場費といった継続のための補填が必要となっている。そこで運営継続に必要な350万円を、クラウドファンディングで募集する。
支援のプランは1,000円コースから100万円の『プラチナ・サポーター・コース』まで全8パターン。支援額に応じ、オンライン授業が視聴できる権利ほか、トートバッグの贈呈、サポーターとして公式ウェブサイトでの名前の掲示などが用意されている。
また、『プラチナ・サポーター・コース』では中学生を対象に対面受講ができる権利のほか、講師陣&サポーターディナーへの招待権なども。各界の最前線で活動するクリエーター、アーティスト、著名人らと直接コミュニケーションをとるチャンスだ。
未来のクリエーティブスターが生まれる環境づくりのために
開講から8カ月がたち、現在受講生はオンラインで講義を受けている。彼らが貪欲に知識や経験を吸収し、成長していく姿を、運営らは目の当たりにしてきた。
クラウドファンディング実施中💡
— 東京芸術中学 (@tokyo_geichu) June 18, 2021
10代中学生のアタマをクリエイティヴにするスクール「東京芸術中学」、コロナ禍での損害が生じて継続するための補填が必要となりました。
リターンはオンラインや対面授業の受講などをお選びいただけます。ぜひご支援よろしくお願いします。https://t.co/AeZPSGCYUf pic.twitter.com/NsTGVzEt4S
今後はオンライン対応の内容と機材環境を強化することで、より多くの中学生に日本最高のクリエーティブな教育を届けることを目標に掲げている。東京芸術中学校から、世界を代表する「クリエーティブスター」が今後登場する可能性は十分にある。未来で活躍する彼らの姿を頭に浮かべながら、取り組みに投資してみては。
テキスト:高木望
関連記事
『キャリア50年以上、女性アーティストたちの展示が森美術館で開催中』
『日本のおしゃれ70年分をひもとく展示が国立新美術館でスタート』
『無料観賞できる日本各地の博物館、美術館オンラインビューイング』
最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら