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2024年7月3日(水)、府中市の「東京競馬場」で、音楽と楽しむ新感覚の花火公演「府中市制施行70周年記念 TOKYO シティポップ 花火 2024」が開催される。
「大人のための花火エンターテインメントショー」として2022年から始まった本イベントは、今回で第三回目を迎える。2022年には世界屈指のロックバンドであるザ・ローリング・ストーンズ、2023年には世代を問わず人気のシンガーソングライター・松任谷由実の楽曲とシンクロした打ち上げ花火公演を開催し、大好評を得た。
そして、注目の今年のテーマは「シティポップ」だ。メインビジュアルのイラストは、1980年代に人気を博した漫画「ハートカクテル」の作者であるわたせせいぞうが手がけた。
1970年代後半から1980年代にかけて流行し、現在まで海外からも注目度が高い音楽ジャンルだけあって、チケットは残りわずか。花火師として手がけた作品で内閣総理大臣賞を受賞した経歴も持つ、クリエーティブディレクターの平山英雄と、コンサートから興行型大規模花火大会まで、全国各地の花火公演をサポートするテクニカルディレクターの中嶌結希による至高の一夜が繰り広げられる。
本記事では、これまで東京競馬場での花火公演に携わってきたスタッフにメールインタビューを行い、その見どころを語ってもらった。
1. シティポップの名曲とシンクロする斬新な演出
ー今年のテーマの「シティポップ」について、選ばれた理由を教えてください。
「若い方にとても人気があり、中高年の方々には青春の歌、そして海外でも話題になっている今、『シティポップ』を取り上げたいと企画しました。花火の定番の曲とは違う選曲ですし、花火の演出家の新鮮なアプローチで期待してほしいです」
ー過去の開催と異なる点はありますか?
「アーティストに限定されずに、シティポップのジャンルの幅広い選曲や名曲とシンクロした花火をお送りします」
2. 大迫力、100メートルの至近距離で満開の花火
ー今回の花火の見どころを教えてください。
「見どころは何と言っても、客席から花火までの距離が100メートルという近さで花火が鑑賞できることです。
また、都内では考えられない8号玉の大玉花火も圧巻です。競馬レースコースに添った2000メートルのオーバルコースを、およそ2秒で駆け抜ける花火は、ほかの花火大会ではご覧になれません」
3. 渋谷から30分、府中市の「夏の風物詩」を楽しむ
ー府中市という場所での開催について、地域の方々の感想や印象深いエピソードがありましたら教えてください。
「府中市の風物詩になるのが目標です。市民割引があり、府中市の関係者の方々からは毎年期待していただいています。東京競馬場は、ふだん競馬をしない方には縁遠い場所かもしれませんが、『日本ダービー』では10万人以上も収容できる施設です」
ー最後に、タイムアウト東京の読者にメッセージをお願いします。
「渋谷・新宿から約30分という好アクセスと、ウォシュレットの水洗トイレがあるなど施設とホスピタリティーの素晴らしさ。花火を観るのに、日本中を探してもこれ以上のヴェニューはありません。ぜひお越しいただき、音楽と花火という『没入体験するエンターテインメント』を感じてください」
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