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年末といえば、さまざまな「ベスト」が発表される。その全てを把握することは難しいが、その中でも見逃せないのが「世界のベストバー50」だ。ミシュランガイド東京に続いて発表されたこのランキングは、世界中のバーがしのぎを削る名誉あるランキングである。
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ロンドンからのライブ中継で発表された、
今年は、バー業界にとって厳しい一年であった。新型コロナウイルスの影響により、アルコールの販売が厳しく制限され、4月から6月までバーでの飲酒が事実上禁止された。しかし、東京の2つのバーが国際的に認められたことは喜ばしいことだ。
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18位にランクインしたのは、世界ナンバーワンバーテンダーの称号を持つ後閑信吾の手がけるザ・エスジー・クラブ。2019年から同リストに掲載されているが、一度でも訪れればその理由が分かることだろう。地下のラウンジから1階のカウンター、2階のシガーバーまで、ここでのドリンクは楽しく、意外性があり、味わい深いからだ。
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2020年にランキングに返り咲いた新宿のベンフィディックは、今年40位から32位にランクアップ。マスターが作りあげる妖しく美しいカクテルには、オーナーの鹿山博康が、自家栽培したハーブなどが使われていることで知られている。加山は、自分で材料を生産する方法があればそれを採用しており、それが彼のバーが感動を与え続ける理由だ。
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76位には、初登場となるザ・ベルウッドがランクイン。コロナ禍にオープンしたバーの中でも最も優れた店の一つであり、100年前の東京で流行した「大正モダンな特殊喫茶(カフェー)」を現代のカクテルバーとして表現した一軒だ。酒だけでなく、料理も素晴らしく、モダンな寿司とカクテルのペアリングが楽しめる看板のない寿司店、べる寿司も人気が高い。
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