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「東京ばな奈」といえば、今や東京を代表する土産物の一つだ。調べたことはないが、東京に住む人の認知度はかなりのものだと推察する。その東京ばな奈の名を冠したレトルトカレーが登場すると聞き、耳を疑った。
「そう来たか!」、バナナとカレーの相性は?
「東京ばな奈カレー」は、2024年4月23日から「EXPASA海老名」(下り)で先行発売されている。実際に食べた人たちの反応は、「バナナでまろやかになっておいしい!」「バナナとカレー、意外と合う!」と好評だ。
その東京ばな奈カレーが、満を持して販路を拡大。6月1日から、東京駅や成田空港、羽田空港で販売しているほか、公式オンラインショップでも購入できる。
「バナナで、カレーはもっともっとおいしくなる」というコンセプトのもと、パティシエの繊細な技術と豊富な経験から誕生した。ちなみに東京ばな奈では、過去に「カレーまん」やバナナピューレを使用したカレーパンを販売している。バナナとカレーのカップリングには並々ならぬこだわりを持っているのだ。
とろとろのバナナピューレを惜しみなく投入することで、まろやかなコク、甘い香り、豊かな風味が絶妙に調和するうまとろカレーに仕上げた。隠し味には、素材のうまみを引き立たせる麹(こうじ)パウダーを加えているという。
「やはり食べてみるしかない!」、いざ実食へ
ラインアップは、「東京ばな奈カレー パティシエ仕込み バナナとバターのチキンカレー」「東京ばな奈カレー パティシエ仕込み バナナとナッツのフルーツカレー」(各734円、以下全て税込み)の2種。バナナとバターのチキンカレーは、バナナと発酵バターのコク深い味わい。15種類以上のスパイスをオリジナルで配合した、パティシエならではの本格チキンカレーだ。
バナナの甘さと発酵バターによるコクを感じつつもしっかりと辛い大人のカレーで、具材のチキンはレトルトカレーでは珍しく、ごろんと大きい。また、思いのほかサラサラしている。うどんやパスタとの相性もよさそうだ。
「バナナとナッツのフルーツカレー」は、バナナ・マンゴー・キウイなど、フルーツの含有率がなんと20%。カシューナッツペーストのまろやかなコクを加え、どろっとしている。オリジナルスパイスも使用しており、カレーらしさも失っていない。そして、やはりちゃんと辛い(笑)。なお、動物性原料を極力使用せず、主に植物性原料を使用しているのも特徴だ。
同じスパイス、バナナを使っているカレーでありながら、2つのカレーの個性はまったく異なる。あいがけにして、混ぜて食べてもおいしいかもしれない。
なお、東京ばな奈カレーは、ドール(Dole)が推進する廃棄バナナを削減するSDGs活動「もったいないバナナ」プロジェクトに参画しており、バナナは全て「もったいないバナナ」を使用している。
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