東京バレエ団が全国11都市を巡るツアーを開催

2021年7月3日（土）、4日（日）の東京公演を皮切りに、東京バレエ団が全国11都市を巡る『HOPE JAPAN 2021』を開始する。10年ぶりとなる本ツアーは、2011年の東日本大震災をきっかけに、名ダンサーのシルヴィ・ギエムの呼びかけから始まったものだ。

コロナ禍で東京バレエ団は、文化庁の助成による大規模かつ質の高い文化芸術活動を核とした『アートキャラバン事業』の一環として、「各地にバレエを通じて希望とエールを届ける」ことを目的に『HOPE JAPAN』を再び始動。10年前にも使用していた高田賢三デザインのロゴを再びを掲げている。

『ボレロ』『パキータ』ほか人気プログラム

本公演のプログラムは、『ボレロ』『ギリシャの踊り』『パキータ』『ロミオとジュリエット』のほか、1988年の初演時、振付家のモーリス・ベジャールが東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団の5人のダンサーに振り付け、後には東京バレエ団のために改訂版が作られた『舞楽』など、人気の演目がそろう。予定されている出演ソリストは上野水香をはじめ、沖香菜子、柄本弾など豪華な顔ぶれだ。

一人親家庭や未成年者ら1000人を無料招待

コロナ禍における文化芸術界の活性化や、地域の文化芸術の振興推進を目的として実施されるアートキャラバン事業の一環として、今回のツアーでは経済的な理由などから施設で生活している未成年者、一人親家庭の親子などを公演に無料で招待。6月21日現在、全国で合計968人が来場を予定しているという。

一般で発売されているチケットの種類にも、25歳以下の割引や親子割引が付いた座席もあるので、興味がある人はチェックしてみよう。

『HOPE JAPAN 2021』の詳細はこちら

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