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江戸時代から観賞用の花として、愛され続けるアサガオ。毎年7月の初めには各地で朝顔市が開催され、赤や青、紫の花々が会場を彩り、夏の訪れを告げる。その名の通り、朝早くに咲くことから、早朝からオープンする会場多いのが特徴的だ。
風情を感じる涼し気な花たちに出合いに、週末の朝はイベントに足を運んでみては。
くにたち朝顔市
夏の風物詩として、愛される「くにたち朝顔市」。今年も2024年7月6(土)~7(日)の2日間、市内の湧水を利用し、地元「朝顔の里」によって丹精込めて栽培された、国立で育ったアサガオが一橋大学正門の南側、大学通り緑地帯にずらりと並び展示・即売される。風情ある江戸風鈴や飴細工の販売もある。
大輪のアサガオは、1鉢2,000円(以下全て税込み)。つるを支柱にらせん状に絡ませた、あんどん仕立てとなっている。2024年6月28日(金)までにくにたち朝顔市実行委員会にメールで事前予約すると、1,800円で購入もできる。ここでしか手に入らない国立産のアサガオは要チェックだ。
会場には、国立市内の農家が育てた朝採れの新鮮野菜の即売、キッチンカーや模擬店も並び、さまざまな形で楽しめるイベントとなっている。
※7月6・7日 6時30分~15時/JR国立駅南口「大学通り緑地帯」一橋大学正門南/入場は無料
入谷朝顔まつり
鴬谷駅から徒歩5分にある「入谷鬼子母神」(真源寺)近くで催される「入谷朝顔まつり」では、境内と寺院前の言問通りに100店ほどの店が集まり、約25万鉢の朝顔が販売される。
まつりでは屋台グルメや、江戸時代から受け継がれてきた熟練の技が生きた、手描きちょうちんの店も出店しているので必見だ。ちょうちんに描き込む文字は、思いすりあげたを込めるよう時間をかけて擦り上げた墨を使用し、熟練の職人が丁寧に描き上げたもの。家内安全や商売繁盛、安産・子育ての守護神として、鬼子母神に願いをかけて奉納する人も多いそうだ。
現在では40万人ほどが訪れるという、下町が誇る日本最大の朝顔市を満喫しよう。
※7月6~8日 5〜23時(7月6・7日 12時~21時30分、8日 17時~21時30分は歩行者天国)/「入谷鬼子母神」(真源寺)周辺/入場は無料
文京朝顔・ほおずき市
「文京朝顔・ほおずき市」のうち「朝顔市」は、徳川家康の生母である於大の墓や千姫の墓など、徳川家ゆかりの人物らの墓があるスポット「傳通院」で開催される。
期間中は鉢植え販売のほか、伝統芸能のパフォーマンスや珍しい「変化朝顔」の展示が開催される。模擬店の出店もあり、アサガオの花合わせ会(品評会)も楽しめるので注目だ。
「源覚寺」ではほおずき市も開催されるので、会場を行き来しながら四季の花々を堪能しよう。
※7月20・21日(7月20日 8〜19時、21日 8〜15時)/「傳通院」/入場は無料
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