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2024年5月25日(土)・26日(日)に、東京で初めて開催される大規模建築イベント「東京建築祭」の参加建築とプログラムが発表された。「東京建築祭実行委員会」が主催し、日本橋・京橋、丸の内・大手町・有楽町・銀座・築地などを舞台に多彩な建築の魅力に光を当て、普段は見られない場所を公開する。無料での建築特別公開は16件。さらに、専門家などによるガイドツアーを44コース設ける。
特別公開される建築は、「東京ステーションホテル」「新東京ビルヂング」「国際ビルヂング」「堀ビル」「明治生命館(丸の内 MY PLAZA)」「日証館」「三井本館」「三越劇場」「江戸屋」「丸石ビルディング」「川崎ブランドデザインビルヂング」「井筒屋」「カトリック築地教会」「SHUTL(中銀カプセルタワー カプセル再活用)」「築地本願寺」「安井建築設計事務所 東京事務所」。全て無料で、予約不要で観覧することができる。
ガイドツアーでは、銀座のランドマークとして親しまれてきた建て替え中のソニービルが、完成前に同建築祭だけの特別公開を実施する。
ほかにも、日本最高峰のホテルと名高い「帝国ホテル東京」内の村野藤吾による茶室「東光庵」の特別見学。三井財閥の本拠地として建てられた「三井本館」では、今も現役のモスラー社製「東洋一の大金庫」や旧社長室など、普段は入ったり見たりすることができないエリアを見学できるなど、建築好き涎垂のガイドコースばかり。いずれも有料で、それぞれ事前申し込みが必要となる。コースの詳細は、公式ウェブサイトで確認してほしい。
さらに、同建築祭前後に丸善やジュンク堂などでブックフェアが行われるほか、5月20日(月)には、建築家の藤本壮介らをゲストに迎え、同祭実行委員長、建築史家である倉方俊輔がナビゲーターを務めるキックオフイベントも実施される。
また、 隈研吾建築都市設計事務所、「東急歌舞伎町タワー」「松本市立博物館」などのプロジェクトに携わった久米設計、ジンズ ホールディングスや竹中工務店、三菱地所設計など、賛同する企業パートナー12社も併せて発表された。
同イベントは年に一度の市民参加できる建築のフェスティバルとして、先行するシカゴやロンドンに並ぶ、世界的な建築の祭典に育てていくという。一体どんな体験ができるのか、今から楽しみでならない。ぜひチェックしてほしい。
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