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心地良い春の陽気に恵まれ、外で過ごす時間が増えてきたのではないだろうか。この時期はビール愛好者にとって絶好の季節だ。
ここでは、3年ぶりに復活する日比谷公園のベルギービールと絶品グルメが楽しめるイベントや、ドイツで開催される世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」の雰囲気が楽しめるフェス、下北沢を舞台にしたクラフトビールの祭典など、さまざまなビアフェスが開催される。
新しい味に出会い、ビールの魅力を再発見してほしい。

オクトーバーフェスト inお台場
世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が、ゴールデンウィークのお台場で開催。オクトーバーフェストの発祥地であるドイツ・ミュンヘンから日本で唯一「公認」を受けたイベントで、毎年全国各地で開催されている。
会場には、ドイツから直輸入された13メーカーのビールが集結。普段日本ではなかなか味わえない特別な銘柄も登場する。ビールと相性抜群のドイツグルメにも注目だ。ジューシーなソーセージや香辛料たっぷりのアイスバイン、プレッツェルなど、本場の味が楽しめる。 期間中はミュンヘンのオクトーバーフェストで実際に演奏する、公式バンドが来日。伝統的なドイツ音楽の生演奏が響き渡り、会場は一気に本場の祭りムードに包まれる。ビールを片手に、春の訪れを祝ってほしい。
※4月25日~5月6日 11~21時(初日のみ16~21時)L.O.は21時/シンボルプロムナード公園/料金は500円、小学生以下は無料

ベルギービールウィークエンド
ベルギービールと絶品グルメが堪能できるイベントが、3年ぶりに「日比谷公園」で開催される。会場には、春にぴったりなホワイトビールやフルーツビール、肌寒い日にうれしいアルコール度数の高いトラピストビールなど、14タイプ102種類のベルギービールが集結。多彩な種類が一堂に会し、それぞれの個性を存分に楽しめる。
2025年は初の試みとして「日替わりビール」が登場。全16種類がラインアップしており、気になるビールを目指して訪れるのも楽しみ方の一つだ。 ビールにぴったりのつまみや、料理も勢揃い。ベルギーのフライドポテト「フリッツ」や、ベルギーソーセージの「フリッカンデル」、ローストビーフなどのグルメが味わえる。デザートには、豊富なトッピングとともに楽しめるベルギーワッフルが用意されている。
週末には、ベルギー出身のDJ、Buscemiが初来日し、会場をダンスミュージックで盛り上げる。イベントへの入場は無料だが、ビールを飲むためには「専用グラス」と「飲食用コイン」が必要だ。
※4月10・11日 16~22時、12日 11~21時、13日 11~20時/日比谷公園/入場は無料

シモキタ CRAFT BEER FEST
世界基準のビールを醸造するブルワリーが下北沢に集まる祭典「シモキタ CRAFT BEER FEST」。毎年、受賞歴のあるブルワリーが参加し、普段は味わえないビールを一度に楽しめる。 ビールは、初心者からビール通まで満足できる幅広いラインアップが揃う。ブルワーとの会話が楽しめるのもポイントだ。
注目は、毎年参加ブルワリーが協力して作る特別なコラボレーションビール。今回は千葉県の「潮風ブルーラボ」にブルワーたちが集まり、協力して「New Zealand Pilsner」を醸造した。 フードも充実しており、下北沢グルメとして定着しつつあるカレー、ホットドッグ、本格キューバサンドなどが味わえる。
入場は無料だが、使い捨てのプラスチックカップを減らすためにリユースカップを導入している。カップは、300円(税込み)で購入できる。 ブルワリーたちの愛とこだわりが詰まったビールを味わいながら、春の下北沢を散策してみては。
※5月5日 12〜21時、6日 12〜20時/L.O.は閉場の30分前まで/下北線路街空き地/入場は無料

ヨコハマフリューリングスフェスト
ドイツの春祭りを再現したイベントが、今年も「横浜赤レンガ倉庫」で開催される。「Frühling(フリューリング)」は、ドイツ語で「春」という意味だ。 2025年のテーマは「GOOD HOLIDAY(グッドホリデー)!」。今年は横浜の海を望む会場にアウトドアゾーンが登場し、ドイツスタイルの串焼きや神奈川県の海鮮・野菜などのバーベキューが楽しめる。
定番のドイツビールは、絶対味わっておきたいところ。30メートルを超えるビールカウンターには生ビールサーバーがずらりと設置され、ここでしか味わえないビールを販売する。
会場ではドイツ楽団による生演奏が実施され、ポップスからドイツ民謡までを演奏。そのほかビールと一緒に味わうドイツ料理の提供や、マルシェも行われる予定だ。
キッズ向けのコンテンツも充実している。ボールプールやバンジートランポリン、「パルクール鬼ごっこ」などのスポーツ体験ができ、家族連れでも一日を通して楽しめる。 会場の横浜赤レンガ倉庫は、ドイツの建築様式を一部に取り⼊れた歴史的建造物。春のドイツの雰囲気を存分に楽しんでほしい。
※4月25日〜5月6日 11~21時(4月25日のみ17~21時)/L.O.は20時30分/横浜赤レンガ倉庫/入場は無料

大江戸ビール祭り
日本全国から個性豊かなブルワリーが一堂に介す「大江戸ビール祭り」が「中野四季の森公園」で開催。今年も、各地のクラフトブルワリーが週替わりで出店し、自慢のクラフトビールを振る舞う。
味わえるのは、福島県の「イエロービアワークス(YellowBeerWorks)」や高円寺発の「アンドビール」などの人気ブルワリーによる限定ビールの数々。春の気候に合わせた季節のビールや、いろいろな味を少しずつ楽しめる飲み比べセットも用意する。
ブースのスタッフからビールの魅力やストーリーを直接聞き、クラフトビールの奥深さに触れてみるのもおすすめだ。ビールに合うフードも多数登場し、自分だけのオリジナルのペアリングを探してほしい。
ビールの多様性に触れながら、春のひとときを楽しんでみては。
※5月21日〜6月1日 16時~21時30分(土曜は12時~21時30分)/中野四季の森公園/入場は無料

WCB / AQ Invitational AT Midtown Garden
静岡のクラフトビール醸造所「ウエストコーストブルーイング(West Coast Brewing)と、海外クラフトビール輸入を手がけるAQベボリューションがタッグを組み、クラフトビールに特化した屋外イベントを初開催。会場となる「ミッドタウン ガーデン」は、「東京ミッドタウン」敷地内の緑あふれる広々とした芝生の広場だ。
イベントには全国各地のクラフトビール醸造所、16社を招聘(しょうへい)する。例えば、青森の「ビーイージーブルーイング(Be Easy Brewing )」は、地元の食材を活用したビール造りに注力する醸造所。林檎(リンゴ)やカシス、モモ、ナシなどのフルーツ、地元産の蜂蜜やコーヒー豆を使用したビールを醸造する。
宮城県の気仙沼市に拠点を置く「ブラックタイドブリューイング(BLACK TIDE BREWING)」は、東日本大震災後、復興の一環として設立されたブルワリーだ。IPAやホワイトエールなど、多彩なビアスタイルを提供する。
国内トップクラスの醸造所が持ち寄る、シークレットビールの飲み比べなどにも注目したいところ。キッチンカーでは、「バリオブリトー(Barrio Burrito)」によるタコスや、「中谷商店」による牛串など肉料理を中心としたグルメを提供する。
ビールの世界を深く知る、絶好の機会となるだろう。
※5月4〜5日 12~20時(L.O.19時45分)/東京ミッドタウン/入場は無料

湘南クラフトビールフェス
湘南エリアを代表するブリュワリーのクラフトビールを味わえるイベントが開催。2000年代以降盛り上がりを見せる、湘南エリアのビアカルチャーの発信を目的としている。
期間中は、地域の特色を生かしたビール造りに挑戦する「マッケンディー(Mackendy)」や、ヘビーメタル好きのフランス人が開業した「イグドラジルブルーイング(Yggdrasil Brewing)」など、注目のビール工房が集結。アルコールが飲めない人でも楽しめるベルギー産ノンアルコール飲料「ビア・デザミー0.0」なども提供する。
そのほか、ビールにぴったりの湘南グルメや、ビールに詳しくなれるワークショップも用意。初夏の湘南で、ほろ酔いながら心躍るひとときを体感してほしい。
※5月3〜5日 11~18時/テラスモール湘南/入場は無料
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