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どこか懐かしい匂いのするレトロな幡ヶ谷の商店街に2022年2月1日、自家製の豆乳や季節に合わせた食材を使ったデリカッセン、トウフ アンド デリ ツムグ(TOFU & DELI tsumugu)がオ―プンした。
同店は「低カロリーで美と健康にも良く、スーパーフードとして注目を集める豆腐をもっとおしゃれに面白く見せたい」という思いから出店したデリカッセンだ。スモーキーグリーンのカラーがひときわ目を引く店舗は、「フランスにもし豆腐総菜屋があったら」というイメージをもとにスタイリッシュなデザインに仕上げた。
店内に設置されたショーケースの中には、100円から楽しめる常時約20種の総菜、弁当のほか、手軽に食べ歩きできるフィンガーフードやスイーツなどが並ぶ。
おからをオーブンで乾燥させ、一枚一枚手焼きで作っているという『おからの手作りクッキー』(1枚300円)は、ピーナツバター、チョコチップ、抹茶アプリコット、クルミ、ココアチョコチップなどの5種類をラインアップ。すべて卵、牛乳不使用でグルテンフリー。チョコチップを使用したクッキー以外はビーガンに対応しており、ヘルシーなところがうれしい。
オリジナルメニューとして注目を集める『厚揚げサンド』(150円)は、ふっくら柔らかな厚揚げに旬の食材を挟んだ新感覚のフィンガーフード。ツナとオリーブにアンチョビをプラスしたものや、生ハムとマリネしたオニオンにクリームチーズを添えたものなど、ワインやビールのお供にもぴったり。つまみ感覚で食べられる逸品だ。
『鶏肉の豆乳グラタン』や『野菜の豆乳グラタンカレー風味』も人気メニューの一つ。ほっとする優しい味わいの自家製豆乳で仕上げたグラタンは一口で食べられるミニサイズで、思わずリピートしたくなるだろう。
さらにダイエット中の人やヘルシーランチを求めている人にいちおしなのが、『手作り豆腐のねばねばサラダ』(600円)。滑らかな自家製の豆腐にヤマイモ、キムチ、オクラ、納豆、シンプルなそばつゆを合わせた。200グラムの豆腐が使われているので、一品でしっかりと満腹感を感じられる。夜遅くでも罪悪感なく食べられるメニューだ。
茨城県産国産大豆で作った濃厚な豆乳とにがりのみで炊き上げた『出来立て豆腐』(300円)は、ここを訪れたら必ず一度はテイクアウトしておきたい。柔らかいプリンのような滑らかな食感と、大豆本来の甘みを生かした自然な味わいで、塩やオリーブにつけて食べるだけでも絶品である。
店内には、おからを使ったデュカ風のオリジナルスパイス『ソイカ』や豆腐にかけるとおいしいバルサミコ酢、無農薬野菜、野菜ジュースの販売なども行っている。併せてチェックしておこう。
同店は現在テイクアウト営業のみを行うデリカッセンとして機能しているが、今後はイートインができるカフェスペースの活用や季節の食材を使ったランチメニューの開発、豆腐を使ったワークショップなども視野に入れていく。既存の豆腐のイメージを覆す、おしゃれなフィンガーフードをはじめ、プラスアルファのアイデアを大切にした豆腐を新しい見せ方に、これからも注目だ。
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