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東京駅前の八重洲一丁目エリアでは、現在複数の再開発プロジェクトが進行している。その一部として2026年7月の完成を予定しているのが、「トフロム ヤエス(TOFROM YAESU)」だ。
エリア内には、地上10階建ての「トフロム ヤエス ザ フロント(TOFROM YAESU THE FRONT)」と高さ約250メートル、地上51階建ての「トフロム ヤエス タワー(TOFROM YAESU TOWER)」という2つのビルが開業。オフィスや商業施設のほか、医療施設、劇場、カンファレンス施設、バスターミナル、住宅などを整備する、大型複合施設となる。

トフロム ヤエスが位置するのは、東京駅前の「大丸東京店」の西側で、「東京ミッドタウン八重洲」の北側だ。ビルの開業と同時に、八重洲地下街と接続する地下通路が整備されるのもポイント。東京駅と直結することで、ビル間をスムーズに移動できるようになる。商業施設には、飲食店を中心とした約70店舗がオープンする予定だ。

「ウェルビーイングな働き方」を実現するための、さまざまな空間施設にも注目したい。トフロム ヤエス ザ フロントには、屋上階に東京駅のパノラマビューを一望できるコミュケーションスペースが誕生。トフロム ヤエス タワーの41階には、東京湾を一望できる「ヤエス スカイ ラウンジ(YAESU SKY LOUNGE)」を開設する。

温泉ミストによる湯治体験が気軽にできる「喫泉室」や、国内最大のマインドフルネスアプリを手がける「Upmindが監修する、瞑想(めいそう)・仮眠プログラムなどが提供される予定だ。
タワーの3~6階には、エンターテインメント施設がオープン。東京駅エリアにはなかった約800人収容の段床型劇場や、大型ホール、会議室を完備。演劇やミュージカル、ライブなどのイベントが開催される。

6・7階には先進機器を導入し、専門医を配属した「日本医科大学八重洲健診ステーション」が誕生。1階には、屋内広場「檜物町(ひものちょう)スクエア」を整備し、街の活気を生み出す。

また、地下階には国内最大級のバスターミナルが整備され、空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着する。東京駅前という立地を最大限に生かした、新たなランドマークの誕生が今から楽しみだ。
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