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ビールについての「経済」を掘り下げた調査結果『World Beer Index 2021』(世界各地でボトル一本がいくらになるのか、どの国で最も飲まれているのかなどを調査したもの)が発表された。ビール好きはもちろん世界を旅する人たちも魅力的に感じるであろうこの調査を実施したのは、金融情報サイトのExpensivityだ。
もちろん驚くことではないが、世界で最も多くの金額となる年間平均1,907.78ドル(約20万1,800円)をビールに費やしているのは、ドイツの人々だった。同地での価格が高いからということではなく、ただ飲む量が多いのだ。ドイツでは330ミリリットルのボトルビールに換算すると、一人当たり年間411本も飲んでいることになるという。
安く飲みたいと思ってるビール好きは、世界で最も安くビールが飲める場所である南アフリカへ向かうべきだろう。ボトル1本の価格は平均1.68ドル(約180円)だ。一方、ビールが世界で最も高価なのがカタール。キンキンに冷えたビール1杯は平均11.26ドル(約1,190円)もする。Expensivityは、カタールでは2022年ワールドカップに備え、輸入アルコールに100%の酒税を導入したことが高い価格の要因だと説明している。
Expensivityがこの調査で分析したのは、コロナやハイネケンなどの有名ブランドの330ミリリットル瓶ビールの価格。スーパーマーケットやホテルのバーでの価格を合わせて平均値を算出した。アルコール消費量の統計は世界保健機関(WHO)から引用されたもの。
日本のビールの平均価格は6.16ドル(約651円)。一人当たりの年間消費量は88.24本、消費額は543.63ドル(約5万7,500円)だった。
詳しい調査結果は以下の通り。
世界各国におけるビールの価格(Expensivity)
世界各国における一人当たりのビール消費額(Expensivity)
世界各国における一人当たりのビール消費量(Expensivity)
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