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「大阪で食べるべきものリスト」がアツい、タイムアウトマーケットのCEO来日

テレビ大阪「やさしいニュース」に出演、アジア初進出への意気込み語る

テキスト:
Genya Aoki
タイムアウトマーケットCEO
Photo: Akiko Toyaディディエ・ソイヤット(左)
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2022年6月22日、大阪のローカルニュース番組である「やさしいニュース」(テレビ大阪)で、新世界の街を歩く1人の外国人が紹介された。

取材を受けたのは、タイムアウトマーケットの最高経営責任者(CEO)のディディエ・ソイヤットだ。2025年に開業する「タイムアウトマーケット大阪」に向けて視察するために7年ぶりに来日。開発地である大阪駅前や新世界、通天閣、心斎橋などを巡り、「串かつだるま」といった街に根付いた庶民派ローカルグルメから上質なファインダイニング、フードコートまで訪れ、「食い倒れ」を体験した。

「タイムアウトマーケット」とは、編集者がキュレーションした食と文化を体験できる世界初のスペースで、その都市の最も優れたシェフやレストラン、ユニークな文化体験が集結するフードマーケットである。

タイムアウトマーケット大阪はアジアエリアでは初の開業で、大阪駅前の貨物ヤード跡地(「うめきた2期地区開発プロジェクト」商業エリア)内に約3000平方メートルのスペースを設け、15軒のレストランと2軒のバーが並ぶ。

タイムアウトマーケットリスボン
Photo: Duarte Drago/Shutterstockタイムアウトマーケットリスボン

ローカルであることにこだわり、「タイムアウトマーケット大阪も、大阪のフードカルチャーを象徴するような場所にしたい」とディディエは意気込む。関西のトップレストランの料理をはじめ、受賞歴のあるミクストロジストのカクテルや大阪の新進気鋭のアーティストが生み出すカルチャー、エンターテインメントを楽しめる予定だ。 

タイムアウトマーケットCEO
Photo: Akiko Toya開発地を眼下に「タイムアウトマーケット大阪」への意気込みを語るディディエ

大阪に開業を決めた理由の一つは、「食い倒れの街だから」とディディエは語る。たこ焼きや串カツといった、まだ世界に知られていない大阪の魅力的なフードシーンを一つの場所に集め、おのおのが好きなものを選んで、家族や友人と一緒に食べられる空間にしていくという。

具体的なジャンルについては未定だが「有名な店から新進気鋭のシェフまで、味が良く、地域に根付いた店を選びたい」とディディエ。3年後のタイミングでまさに旬のレストランやシェフが軒を連ねるだろう。

また「私たちはマーケットを観光客のためだけの場所にはしません。ここは大阪で働き、暮らす家族のための場所でもあり、彼らが観光客と交流をする場にもなります」と、コミュニティー形成の場としての価値についても言及し、日本でのマネジメント契約を結んだ阪急阪神不動産株式会社の施設について、期待をふくらませる。

タイムアウトマーケットCEO
Photo: Time Out Tokyo editor

ディディエは日本に住んでいたことがあり、大の日本食好きだという。事前に作成した「大阪で食べるべきものリスト」には、定番の串カツやお好み焼きのほか、オムライス、押し寿司、きつねうどんといったローカルグルメが並んでいた。

2025年といえば「大阪・関西万博」も控えている。タイムアウトマーケットはドバイで万博を経験し、多くの人を同地に招いた。大阪でも話題を集めるのは間違いないだろう。今から開業が待ち遠しい。

今回放映された内容は「やさしいニュース」の公式YouTubeチャンネルおよび公式TikTokでアーカイブされているので、気になる人はチェックしてみよう。

タイムアウトマーケット大阪」の詳細情報はこちら

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