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ティファニー銀座本店がリニューアル、ファサードを飾るのはダミアン・ハースト

ジュエリーと桜にインスパイアされたアートのコラボレーションを味わおう

Emma Steen
編集:
Emma Steen
翻訳::
Minami Imai
TiffanyGinza
Photo: Keisuke Tanigawa
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2023年7月7日、「ティファニー銀座本店」がリニューアルオープンした。ティファニーと日本の絆は深く、1972年に3カ国目の海外展開国として日本に初出店。1996年に現住所で銀座本店を開業した。今回のリニューアルは2008年以来2度目となる。

リニューアルでは、日本を代表する建築家である隈研吾が手がけたアイコニックな建築はそのままに、内装を一新。そして、イギリスの現代アーティストであるダミアン・ハースト(Damien Hirst)による、日本で愛される「桜」をオマージュした作品がビルのファサードに加えられた。

ハーストといえば、昨年、「国立新美術館」で開催された日本での初個展も記憶に新しい。アート界の異端児と見なされてきた彼は、同展示で公開された「桜」シリーズで、見事な変身を遂げた。桜を大胆で抽象的に解釈し、20世紀の偉大な画家であるジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)に影響を受けた手法で表現したのだ。この精神は、今回のティファニーとのコラボレーションでも発揮されている。

ティファニー銀座本店の総面積は約890平方メートル、2フロアの構成。内装には緩やかなカーブとソフトな色彩が用いられ、洗練された温かみが感じられる。

1階には、1974年に就任したデザイナー、エルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)にささげられた一角が設けられている。彼女のスタイルを体現したこのエリアでは、オーガニックなデザインが取り入れられた。代表作「ビーン デザイン」のフォルムから着想を得たコルク素材のインテリアが空間を彩っている。

2階には、エンゲージリングやマリッジリングなど充実したブライダルコレクションが揃う。このフロアには、伝説のデザイナーであるジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger)をたたえる空間も設けられている。ここでは彼の優雅なクリエーションがフィーチャーされ、代表作のブローチ「バード オン ア ロック」も展示されている。

チャレンジ精神をもつティファニーは、日本での勢力をますます拡大しつつある。今年9月には、表参道に新しい店舗がオープンする予定だ。

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Tiffany reopens Ginza flagship store with Damien Hirst art on its facade(原文)

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