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50万平方メートルの広大な敷地内に樹齢3000年の神木や、さまざまな遺跡が点在する佐賀県の御船山楽園。同地にある「御船山楽園ホテル」の「らかんの湯」は、「サウナシュラン」で3年連続グランプリを受賞した入浴施設だ。アート集団チームラボは、「らかんの湯」とコラボレーションした展覧会、「チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯」を開催している。
同展では、アート・サウナ・茶のコンビネーションによる新たな体験を模索。総重量3トンにもなる巨大ストーブがある「薪(まき)サウナ」や、スタイリッシュなデザインが特徴の水風呂で五感を呼び覚ました参加者には、サウナ後の「ととのい」をさらに深める「月茶」を提供する。しっかりと研ぎ澄まされた感覚のもと、敷地内にある「廃墟の湯屋にあるメガリス」などの作品の中に足を踏み入れれば、長い時間と世界に再びつながるようなディープな体験ができるはずだ。
御船山楽園ホテルとのコラボレーション作品も鑑賞できる。ロビーに展示されている「呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク」は、常設のアート作品。2022年11月末までは秋限定の紅葉の景色だが、12月からは冬の装いに変わる。
「廃墟の湯屋のフラワーズボミング」は、チームラボの夏の展示「かみさまがすまう森」で人々によって描かれた花々を使ったインスタレーション。触れると花々がインタラクティブに動き出し、廃虚となった湯屋の空間に咲き渡っていく。
また、樹齢3000年の樹木が生い茂る地下道には、「地下道の奥の廃墟に舞う群蝶、超越する空間」が展示されている。異なる時空が交差するような、永遠の炎を表現した作品だ。
「チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯」展は、2023年7月12日(水)までの開催を予定。チケットは、らかんの湯の日帰り入浴とチームラボのアート群を鑑賞できるセットチケットと、入浴せずに作品だけを楽しめるチケットの両方が用意されている。予約は公式ウェブサイトへ進んでほしい。
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