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ここ数週間、アメリカのネットユーザーの間で注目を浴びていることの一つは、2021年7月中旬から公開されている、アンソニー・ボーデインについてのドキュメンタリー映画『Roadrunner: A Film About Anthony Bourdain』だろう。この映画については、人工知能(AI)で生成された音声の使用や、薬物依存症を正面から取り上げることを避けた監督であるモーガン・ネヴィルの姿勢など、さまざまなことが語られている。
しかし作品評価はともかく、この映画には、ボーデインのファンが喜ぶような「付録」がある。ネヴィルが作った、故人が愛した多くの音楽を集めたSpotifyのプレイリストだ。
ネヴィルはこのプレイリストについてこう説明している。
「『Roadrunner』を作り始めたとき、最初にやったことは、トニー(アンソニー)が言及した全ての音楽をプレイリストにまとめることでした。彼が本やインタビュー、Instagramのストーリーなどで言及した曲をどんどん追加していったら、最終的には18時間半分の音楽が集まりました」
プレイリストには、ブライアン・イーノの『The Big Ship』やザ・モダン・ラヴァーズの『Roadrunner』など、ドキュメンタリーに登場する楽曲が含まれている。しかし、それだけでは終わらない。ネヴィルがエスクァイア誌に語ったところによると、彼はボーデインの友人たちにもコンタクトを取って、故人が聞いていた曲を集めたという。
現在リストされているのは302曲で、イギー・ポップやエタ・ジェイムズ、ビーチ・ボーイズ、ケンドリック・ラマーなど、幅広いジャンルの楽曲が網羅されている。準備はOK? さあ、ボーデインが愛した音楽の旅に出かけよう。
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