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単なるテレワークにとどまらず、別の国からフルリモートで働くこと、つまり「デジタルノマド」になるという選択肢の流行は、まだしばらく続きそうだ。今や数多くの国々が、特定の事務所や場所に縛られない働き手を惹きつけるべく、デジタルノマド向けに特化したビザを発給している。
最近、新たに発給を始めた国がある。それは南米の小国、ウルグアイだ。同国は、近隣のコロンビアやブラジル、エクアドルに続き、通年で滞在可能なビザの提供を開始した。
ありがたいことに同ビザは、他国の似た枠組みのものに比べ、より利用しやすいものとなるようだ。というのも現在のところ、最低所得の要件がないという。求められるのは、ウルグアイ人でないこと、犯罪歴がないこと、そして自営業であるか、または国外企業に雇用されていることだけである。
テック業界で働く人にとっては、状況はなお良い。ウルグアイでの納税が免除されると「ユーロニュース」は報じている。
では、この国に住むメリットは何だろう? 広がるワイン産地、手つかずの砂浜、温泉、世界でも有名なステーキ、熱いサッカー文化……。枚挙にいとまがない。さらに言えば、ほかの南米諸国の多くに比べて、生活水準が高いということだ。
ビザは、公式ウェブサイトからオンラインで申請できる。180日間の滞在許可を手に入れられ、最大1年まで延長可能。 唯一の落とし穴は申請手数料で、たった11ドル(約1,500円)ではあるのだが、他国の銀行口座からは振込ができない。つまり、申請前にウルグアイへ行く必要がありそうだ。
いずれにせよ、リモートワーカーにとっては喜ばしいニュースだろう。それ以外の人は、指をくわえて見物することにでもしよう。
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