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猫を眺めながらリモートワークができる大阪のねこ旅籠など、事情により猫が飼えない人の癒やしの場として機能しながら、保護猫の里親探しの場にもなる新施設が増えてきている。
三軒茶屋にあるサンチャコはコワーキングスペースと、実際に猫たちと住むことができる賃貸住居が一緒になったユニークな空間だ。「暮らしや働き方を通して、1匹でも多くの猫を幸せにしたい」という運営の願いから2020年6月にオープンした。現在施設内には、みーちゃん、はなちゃん、とらきち、ふくちゃんの4匹の猫が暮らしており、猫たちが放し飼いにされている空間でリモートワークやオンライン会議ができる。
建物の1階がコワーキングスペースとなっており、机とコンセント、無料Wi-Fiを完備。道路沿いには間借りができるレンタルスペースもある。建物の2、3階部分は4戸の賃貸住居で、実際に居住者が猫の世話をしながら暮らしている。やってきた4匹は、飼い主の高齢化などの事情により行き場をなくした猫たち。サンチャコはワークショップやイベントを通じて地域とのつながりも目指しており、居住メンバーと共に近郊住民が猫たちの世話を手伝う。
サンチャコでは現在、コワーキングスペース「neco-makers」の新規会員を募集中だ。特定の曜日を決めて利用したい人は月額5,000円から会員になることができ、毎日通いたい場合は1万8,000円でスペースが使い放題になるプランも。
会費は光熱費やWi-Fi料金、そして保護猫たちの支援に当てられる。小さなレンタルスペース猫の額を間借りしてカフェやギャラリーを運営することもできるので、興味がある人は公式ウェブサイトから詳細を確認してみてほしい。
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