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アメリカのインディアナポリスにコーラ工場をリノベしたホテルが誕生

レトロモダンな雰囲気が魅力、ホテルの向かいにはフードホールも

Morgan Olsen
テキスト:
Morgan Olsen
Global Food & Drink Editor
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もしあなたが、歴史とおいしい食事を組み合わせた休暇を過ごしたいと思っているなら、ポストコロナ後に行きたい場所リストに、アメリカのインディアナポリスを加えるといいだろう。「サークルシティ」の愛称で知られる同地に最近、Bottleworks Districtという、1950年代に全盛期を迎え、60年代まで使われていたコカ・コーラ社の元ボトリング工場をリノベーションした広大な複合施設が誕生し、注目を集めている。

Bottleworks Hotel
Photograph: Courtesy The Addison Group

Bottleworks Districtで最も注目すべきなのが、歴史を感じさせる工場の旧管理棟を利用した139室のブティックホテル、Bottleworks Hotelだ。この印象的なアールデコ調の建物は、何年も空き家になっていたが、念入りに改装。一部の建設当時の意匠(ロビーの見事なタイル張りの壁など)にも、新たな命が吹き込まれた。客室は、450平方フィート(約41平方メートル)のクラシックキングから、ビリヤード台とプライベートテラスを備えた豪華なペントハウスまで、さまざまなタイプがある。 

Bottleworks Hotel
Photograph: Courtesy The Addison Group

建物や内装も素晴らしいが、このホテルの最大のセールスポイントは、遠くに行かなくても食事や酒が楽しめるということかもしれない。ロビーの奥、かつて会計室だった場所には、カクテルや軽食を楽しめるバーがあり、明け方から夕食までコーヒーを提供するBlue Collar Coffee Co.も店を構えている。近日中には、モダンなカクテルバーSundry & Viceと、レストランModitaがオープン。レストランでは、寿司、点心、炉端料理などのメニューを提供する予定だ。

The Garage at Bottleworks District
Photograph: Courtesy The Addison Group
The Garage Food Hall
Photograph: Miguel Dominguez
The Garage Food Hall
Photograph: Miguel Dominguez


ホテルの向かいにあるのは、インダストリアルスタイルのマーケットプレイス、The Garage Food Hall。ロブスターロールやアイスクリーム、ハンバーガーやアレパ(南米の薄焼きコーンパン)など、15のフードベンダーが出店しているほか、理髪店、職人が手がける商品を売るギフトショップ、慈善活動のためのショップなどもある。そのほかBottleworks Districtには、8つのスクリーンを備えた映画館や広々としたボウリング場、ネイルバー、ヨガスタジオ、フルサービスのスパなども入っている。

思わず連泊したくなるようなホテルが誕生したといえるだろう。 

原文はこちら

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