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「スキップラギング」(skiplagging)と呼ばれる旅行の裏技については、多くの人が知っているかもしれない。
これは、飛行機で旅行する場合に、直行便よりも安くなる目的地で乗り継ぎが発生する経由便を購入し、航空券上の最終目的地までの旅を完了せずに、途中(つまり、自分の目的地)で放棄することをいう。
このアイデアは魅力的に思えるかもしれないが、航空会社は好ましく思っておらず、この手法を使う「スキップラガーズ」たちにこれまで以上に目を光らせているようだ。
その一例を紹介しよう。これは最近、アメリカン航空で起きたことだ。同航空は、十代の若者が向かう予定のないニューヨークへの経由便の航空券を持っていることに気付き、それをキャンセルした。この若者の親は、フロリダ州ゲインズビルからニューヨークへのフライトを購入し、実際の目的地となる乗り継ぎ地のシャーロットで飛行機を降りるように息子に伝えていたのだ。
しかし、初めての一人旅をしていた息子は地上スタッフに尋ねられ、その「秘密」を漏らしてしまった。というのも、彼は(シャーロットが位置する)ノースカロライナ州の運転免許証を所持していて、それを見たスタッフが何かがおかしいと疑ったからだ。その航空券はキャンセルされ、彼は新たにゲインズビルからシャーロットへの直行便の航空券を購入することになったという。
彼の親や「スキップラギング」または「ヒドゥンシティチケッティング」と呼ばれるこの裏技を使ってフライトを利用したことのある多くの旅行者は、こうした航空券の購入方法が禁止されているとは知らなかったのかもしれない。
アメリカン航空は、料金を低くするために全てのフライトを利用するつもりなくチケットを購入することは利用条件の違反であり、運送約款にも明確に記載されると述べている。
同社では2021年1月に、
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