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我々が勇敢に立ち向かっている、新しい孤独の世界を象徴する建物があるとすれば、セルビアのバイナ・バシュタ近くにある、このRiver Houseかもしれない。この木造の家があるのは、ドリナ川の真ん中にある岩の上。川岸と行き来する唯一の方法は、家の横に置かれている薄く小さなカヤックだという。
イレナ・ベッカー(Irene Becker)が撮影したこの息を飲むような写真は、世界中を旅する写真愛好家たちの優れた写真作品が集まる『トラベルフォトグラファー・オブ・ザ・イヤー2020』コンテストで表彰された作品の一つ。この作品がエントリーされたのは「孤独」部門。身動きが取れなかった2020年を表すのにぴったりの部門といえるだろう。
しかし、ほかのほとんどの部門にはいつも通りの作品が集まった。これらの作品を見ていると、もうすぐ国境を越えて自由に歩き回り、世界を探索することができるようになるのだということを感じさせてくれる。旅に出たくなる、同コンテストの最優賞と各部門の優秀賞などは以下の通りだ。
総合最優秀賞
撮影:Vladimir Alekseev
撮影地:ヤマル半島(ロシア)
最優秀若手写真家賞
撮影:Indigo Larmour
撮影地:ラホール(パキスタン)
自然、海の生き物.、野生動物部門 優秀賞
撮影:Marco Steiner
撮影地:クラマティ(モルディブ)
世界の人々部門 優秀賞
撮影:Mouneb Taim
撮影地:ドゥーマー(シリア)
旅行写真部門 優秀賞
撮影:Jordi Cohen
撮影地:カンヌール(インド)
身近な被写体部門 優秀賞
撮影:Pier Luigi Dodi
撮影地:フィデンツァ(イタリア)
カラフルな生命部門優秀賞
撮影:Peter Walmsley
撮影地:ベンガルール(バングラデシュ)
島部門 優秀賞
撮影:David Newton
撮影地:台湾
孤独部門 優秀賞
撮影:Mark Anthony Agtay
撮影地:ボトラン(フィリピン)
iPhone/タブレット部門 優秀賞
撮影:Azim Khan Ronnie
撮影地:ダッカ(バングラデシュ)
ピープルズ・チョイス賞
撮影:Jorge Bacelar
撮影地:ムルトザ(ポルトガル)
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