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長引くパンデミックの影響で、あらゆるビジネスやアトラクションにとって厳しい状況が続いている。東京には新しいレストランやカフェ、ギャラリーが誕生し街を活気づけてきたのも事実だが、2021年にはカワイイモンスターカフェや大江戸物語温泉などの数々のランドマークと別れることになってしまった。
残念ながら今年も身近にあった店やアトラクションがクローズする。ここでは、2022年に閉鎖される東京の主なアトラクションをまとめた。
アゲハ(ageHa)/ユウセン スタジオコースト(USEN STUDIO COAST)
日本最大級のエンターテインメントスペースが閉店を発表した時は、多くのクラバーが衝撃を受けたはずだ。新木場はナイトライフの街としてはなじみが薄いかもしれないが、アゲハでのワイルドな夜の思い出を持つ東京人は多い。
ユウセン スタジオコーストとしての顔もあり、2002年に開業以来ライブハウスとして数々のアーティストを迎えてきた。残念なことに同館は1月30日(日)に閉鎖される。今後アゲハは場所を問わず、新しいイベントやプロジェクトを提供できるようにしていく予定だ。
ホテル コエ トーキョー
渋谷の中心部にある洗練されたホテルも、1月31日(月)に閉館する。自由が丘のコエ ハウス(KOE HOUSE)をオープンした、ストライプインターナショナル社が運営。ホテルと買い物、そして新しい情報や体験を提供する進化型ライフスタイル業態だった。
ヴィーナスフォート
お台場パレットタウンの事業終了を受けて、この巨大なショッピングモールも閉館することが決まっている。これに伴い、メガ ウェブ(MEGA WEB)やゼップトーキョー(Zepp Tokyo)がすでに営業を終了。ヴィーナスフォートは3月27日(日)までの営業となる。現在、1999年のオープンから22年間のフィナーレを盛り上げるファイナルイベントが開催中だ。
ガンダム ファクトリー ヨコハマ
山下ふ頭に期間限定で設置されている高さ18メートルの実物大ガンダムも、3月31日(木)に撤去されてしまう。施設内にある展示スペースや限定商品をそろえたショップ、オリジナルメニューが味わえるカフェなども同時に閉店する予定だ。
全国のガンダムカフェも1月30日(日)までに閉店することを発表しており、ガンダムファンにとっては悲報続きだ。
岩波ホール
神保町で長年にわたり映画ファンに愛されてきた岩波ホールが閉館を発表し、多くの人が悲しみに暮れている。日本におけるミニシアター文化をけん引し、50年以上の歴史を持つ同館の最後の上映日は、7月29日(金)だ。理由については、新型コロナウイルスの影響による経営環境の変化から、劇場の運営が困難であったことを挙げている。岩波ホールでは最終日まで映画を上映しているので、ぜひ閉館前に足を運んでほしい。
チームラボボーダレス
2018年夏のオープンからわずか4年。お台場にあるチームラボボーダレスが8月31日(水)に閉館する。ヴィーナスフォートと同じく、お台場パレットタウンの事業終了を受けてのこと。しかし安心してほしい。2023年には、都心部に新しいチームラボボーダレスが誕生する予定だ。
パレットタウン大観覧車
パレットタウンの一部である、高さ115メートルの大観覧車も2022年中に撤去されることが決定している。お台場のランドマークとして家族連れからカップルまでが訪れたこのアトラクションは、8月31日の最終日まで営業。まだ十分に乗るチャンスはあるので、ぜひ足を運んでみよう。
閉館日は未定だが......
チームラボ プラネッツ トウキョウ
新豊洲駅のすぐ隣に期間限定で登場した人気ミュージアムは、当初2020年の終了を予定していた。パンデミックの影響を受けて、閉館日が延期されてきたのは幸いなことだ。2021年には、庭園エリアやビーガンラーメン専門店がプラネッツ内にオープン。常に話題が絶えない同館だが、予定では2023年末に閉館する。しかし、まだ明確な日程は発表されていないので、延長される可能性もあるようだ。
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