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東京発、立山連峰への直通バスが運行開始

目覚めたら立山、夜行バスで立山黒部アルペンルートの最高地点へ

Emma Steen
テキスト:
Emma Steen
翻訳::
Minami Imai
立山直行バス
Photo: Tokyu Bus
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魅惑的な眺望で名高い立山。2023年夏、その立山と東京との距離をこれまでになく縮める新たな取り組みが始まる。都心(丸の内、渋谷、新宿、池袋)から、立山黒部アルペンルートの最高地点である富山県・室堂(むろどう)への直通便が、2023年7月14日(金)から運行開始となるのだ。

標高約2450メートルに位置する室堂は、雄大な立山連峰への入り口である。360度のパノラマ、眼下に広がる雲海、色とりどりの高山植物などで、多くの登山客や旅行客に親しまれている。

バスは東京駅南口を20時40分に出発。途中、渋谷駅(21時15分)、新宿・東急歌舞伎町タワー(22時)、池袋駅(22時30分)に停車する。始発の東京駅からは10時間20分を経て、翌日の7時に風光明媚(めいび)な立山に到着。登山の前泊は不要だ。 

立山直行バス
Photo: Tokyu Bus

復路では、室堂を正午に出発。9時間半の運行の後、終点の東京駅には21時30分に到着する(池袋着:20時15分、新宿着:20時35分、渋谷着:21時05分)。長旅に思えるかもしれないが、備え付けのWi-Fi、充電用コンセント、車内トイレ、大型トランクなどで快適な旅路なので、あっという間に感じられることだろう。

運行期間は、東京発が7月14日(金)〜8月30日(水)、室堂発が7月15日(土)〜8月31日(木)。東京から室堂を含む立山エリアの片道運賃は1万6,000〜1万9,000円(以下全て税込み)で、復路は1万1,000〜1万3,000円だ。予約はオンラインで後日開始予定。詳細は東急バスの公式ウェブサイトで確認してほしい。

便利な街暮らしと、静かで隔絶された山歩き。その両者を快適につないでくれる東京・室堂ルートの始動により、立山黒部アルペンルートの魅力が新たに加わることになりそうだ。

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